不在のあいだ気になっていた畑。
農薬や肥料も使わないし、
水も雨水のみ、
草刈りも種まき前後その部分のみ。
だから日常的にやることって
生育中はあまりない。
とはいえ、
な~んにもしてないかというと
主人が毎日見守っては話しかけてる。
動物が来てるような守る手段を考えたり、
作物を覆うように草が生えてしまったら
覆ってしまった部分だけ刈らせてもらったり。
人間の勝手な都合ではあるのだけれど
一応食べることを目的としてる作物だから
なるべく環境負荷のない形で
守ることだけはさせてもらってる。
と言う意味では
自然農もマクロビオティックも
「日々観察して見守って
必要最低限の手をかけること」は
同じなのかもしれません。
その一番大切な
「観察して見守る」ことが
不在中はできないので
ちょっとどきどきの帰省でした。
白菜、各種青菜、大根は
出発した時にはいい感じで生育中。
小麦やネギ、玉ねぎなどは植えたばかり。
そんな感じの畑でした。
いざ畑に行ってみると・・・
「・・・」
「な~んにもない!」
はい、ほぼ全滅。
白菜は固い部分をきれに残して食べられ
青菜たちも高菜以外は姿を消し・・・
(高菜は辛すぎた?)
大根も数本残ってましたがかじりかけ。
ネギや小麦は姿なし。
定植したりんご、びわ、ベリーなどの
小さな苗木も食べられていた。
そこまで見事だと「あっぱれ!」です。
集落の方にうかがったら
この時期食べるものがないから
なんでも食べにくるって。
猪が食べたがるものはないから
踏まれなければいいよう考えていたけれど
どうやら鳥、うさぎ、ハクビシンたちらしい。
口にできなかったのは残念だけれど
不思議と怒る気持ちはわかず
その食べっぷりに参りましたという感じ。
見事過ぎて笑ってしまうくらい。
我が家の冬の食糧「ゼロ」ですから
笑ってる場合ではないはずなんだけれど。
でも、無駄になったわけではなくて
他のいのちの糧になれてよかったって
そんなふうにも思えるのが救い。
ひとまず春までは畑一年生。
ありのままやってみて
学んで、次に活かせたら。
その繰り返ししかないんだろうなと思うと
一年に一度しか体験ができないのだから
5年やっても5回の体験というわけで
畑をするってすごいことなんだと思う。
しかも農業と言う生業にするなんて
本当にすごいことと思います。
山口さんや畑ちゃんすごいなぁ。
自然の中に暮らすということは
どこで線を引くかということを
日々考えさせられます。
ありがたい経験。
まずは食べられる野草を探すかな(笑)
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畑の様子はこちらにも
写真つきの記事があります。
http://ameblo.jp/dekirebane/