前々からお友達と約束していた焚火ご飯の会。
山でやるか、海でやるか、前日まで迷い、今回は海辺に決定。
自然豊かな四国でさえも、なかなか焚き火ができる場所はないことに驚きつつ、
早く薪を使った暮らしを始められたらいいなぁと・・・。
お友達のおうちに近くの小さな静かな海岸。
瀬戸内は波もなく本当に静かですね。
今年は海に行っていないことや
ちょうど一年前は沖縄の海で泳いでいたことなどを思い出しながら
潮の香りにつつまれた一日でした。
時間も決めず思い思いに集まり、食べ物も持ち寄り。
私は玄米ご飯、具だくさんお味噌汁、野菜の蒸し焼きで
日本の定番ご飯を担当~。
薪で作るお味噌汁はまた格別。
わたしの味噌汁の横で主人の特製トマトパスタが♪
お友達は自家製の酵素ジュースなどをいろいろ用意してくれて
海辺にドリンクバーが出現!!
こちらでは自家製野菜が着々と焼かれています。
そして、テーブルの上には自家製天然酵母ベーグルが!
そして、テーブルの上には自家製天然酵母ベーグルが!
そんなこんなで和洋ありつつ
旬のお野菜をシンプルに調理した素敵なランチが完成。
写真にとれませんでしたが
別のお友達はマクロビスコーンを作って来てくれました。
おやつに自家焙煎のオーガニックコーヒーと一緒にいただきました。
お友達がテーブルセット等いろいろ持って来てくださり
なんだかちょっと優雅なランチ風景でした。
我が家夫婦二人だとコッヘルと食器くらいしか持参せず
あとはその場所にある石でかまどを作り
椅子も切り株とかだったりするので。
ご飯をいただきながら
「薪の火を生活にとりいれたくて移住地探しを始めたんだった。」
とまたまた確認。
やっぱり燃える火の力は偉大で、
同じように作ってもやっぱりお味が違います。
(遠赤外線パワー!)
おいしいのはもちろん、からだが暖かい。
薪の火はマクロビオティック的には強い陽性。
陰性過多の体調不良さんには本当におススメです。
逆に陽性過多の人には向きませんね。
(マクロビオティックは好い悪いはなくて
あっているかどうか、必要かどうかですからね。)
そんなこんなで薪の火の力を再確認したり
心地よく会話が進んだりしている間に
ゆるやかに時間が過ぎ
いつしか夕暮れ時になり・・・
男性陣は浜辺に打ち上げられた流木を運んで来てくれて
暖をとるための焚き火とその周りを囲むように椅子を作ってくれました。
美しくもあり、
力づよくもあり、
神秘的でもあり・・・。
神戸の震災の直後、
支援活動の拠点であり滞在先でもあった公園で
来る日も来る日も焚き火をして暖をとり、調理をしていました。
(まだ学生でマクロビオティックもしていませんでした~)
その時出会った活動メンバーの中のおひとりが
ネイティブアメリカン(北米インディアン)の方と親しい方で
ある夜わたしに火の話をしてくれたのでした。
彼らにとって火はとても大切なものであり
リスペクトするものであり
身近なものであるのだけれど
その力もまた大きいことを知っているので
決してひざより高い炎にならないように火を起こすというお話。
なぜか今でもとても心の中に大きくあるお話。
そして、ある意味それが私の大きな転機となってもいたりします。
その後めぐりめぐってマクロビオティックに出会い、
あらためて火の存在を考えたりもしました。
料理とは水と火の調和。
おもしろいですね。
燃える火の力、とても大切に思います。
薪でもガスでも。
やっぱり電気の調理とは違うのです。
みなさんに数日でも滞在していただいて
薪の火をつかったお料理を食べたり
薪のお風呂に入ったり
焚き火に当たったりしていただけるような場所を早く作りたいな。
この日一日焚き火にあたっただけで体感が全く違います。
いつもより身体の中からあたたかい。
すてきな場所と早くご縁が結ばれますように。