基礎コースを終了した生徒さんたちが、ちょこちょことアシスタントに入ってくださいます。
先日スタートした基礎コースもアシスタントデビューの生徒さんがおふたり。
なんだか初々しい。
わたしにもそんな時代があったなー、と懐かしくなったりもしてます。
わたしがアシスタントをさせていただいていた恩師は、なんの指示も出されない方でした。大抵の先生はこうしたい、こうしてほしいというご自身のスタイルがありますから細かな指示があるのですが、学びはじめの素人のわたしにさえなんの指示もなしなのです。
平日は普通に働き、金曜日の夜行バスにのり土曜日の朝到着し、まるふつかアシスタントをして、日曜日の夜行バスにのり月曜日そのまま出勤しながら最初はアシスタントをしていました。
土曜日の早朝にお教室についてはじめて週末のクラスが何かを知るという今思えば恐ろしいような状態、、、数ヶ月後に結局仕事をやめて住み込みをしましたけどね。
朝はお掃除からはじまりクラスの準備をするわけですが、通いでやっていたときはそこではじめてレシピやテキストをみて、自分であれこれ想定して準備をすすめていました。経験もなく知らないメニューもたくさんありました。
アシスタントは受け身ではなりたちません。常にクラスの流れを見て次に必要なところを考えながら動きつつ、裏で準備や片付けをするので、からだ全部がアンテナになり頭はフル回転(笑)キッチンにいながら意識は教室にあるわけです。
正直ハードでした。指示があるほうがらくでした。
でも、おかげで力がつきました。
自分で考え行動する力が。
そして、たくさんの経験と深い学びをいただきました。それは生徒で終わっていたらえられないものでした。今のわたしを支える大きな力になっています。
そう思うと生徒より、講師より、アシスタントが一番ハード。
でも一番たのしく、一番自分が育つ。
アシスタントの皆さんにもたくさんの経験、喜び、学びをお持ち帰りいただけたらうれしいです。