早いもので阪神淡路大震災からもう今日で17年。
早いと感じるのは私がその土地に暮らしていなかったからなのかもなぁとふと思ったりする。
震災後数週間の滞在と、その後2度ほどそこで出会った人をたずねて訪れたにすぎない。
あの時同じ想いで集った人々はどうしているだろう。
一部の人はNPOを立ち上げたりして今も世界各地、もちろん東北にも飛び、今なお活動しておられる。
一部の人は今もご縁が続いていて、結婚の知らせ、出産の知らせも続々と続きうれしい限り。
私が目指す暮らしをすでにしている人もいて心強い。
あの時めぐりあった現地の人々はどうしているだろう。
多くの方はその場その場の一瞬のご縁で連絡先もわからない。
一部の人はめったにあうことはないけれど手紙やメールの交流が続いている。
震災時まだ小さかった女の子が思春期を迎えてうちに家出してきたことがあったっけ。
今は立派な社会人。東京に用事ができると今も声をかけてくれる。
まだ大学生だった私にとっては、本当に大きな出来事だった。
生まれてはじめてといっていいくらい、生死とむきあい、いのちを考え、人生を考えた時間だった。
出会った全ての人からたくさんのことを教えていただいた。
それがなければきっと今の私の人生は全く違っていただろうと思う。
だから、亡くなった方々のご冥福を祈り、そして、出会った方々すべてに心から感謝を送る日。
人々が、地球が癒され、美しい調和の世界となれますように。