以前ご案内させていただいた映画「10万年後の安全 」をみた生徒さんから
「原発の賛成反対の議論をする前に、
原発を動かしたらどうしようもないゴミが出ることをまず知らないといけませんね。」
というメールをいただきました。
本当にその通り。
「いま」だけをみるのではなく、「表面」だけを見るのではなく、「目先の利益」をみるのではなくね。
なんでもそのはじまりから終わりまでをみつめてから決められたら、
世界はもっともっと美しく、健やかで、平和になると思うのですよ。
食べ物だって、ただ「今」を満たすだけでなく、
これが私の手元にくるまでどんな経路をたどるのか、
環境に負荷をかけてないか、誰かが悲しんだり苦しんだりしていないか、
食べた直後、数日後、数年後の自分にどう影響をあたえるのか、
そこから起きるいろいろは自分を健やかに幸せにするのか、
それによって環境や社会にどう影響がいくのか・・・
そんなことまで考えられたら、ずいぶん選択が変わってきます。
たったひとりの一口が、
実はみんなに、そして世界につながっている。
たとえば、農薬や化学肥料を使ったお野菜を何気なく食べることは
自分の健康だけでなく、環境に負担をかけることになる。
環境が元気で無くなれば、それは自分にまたかえってくる。
そうやって自分が病気になれば、
自分が苦しいだけでなく、家族や友人は悲しいし、
医療や保健、社会にも負担をかける。
たった一口の選択だけでいろんなことが変わってくる。
食べ物の、原発も、きっとなんでも一緒だろうなぁと思う。
ひとつひとつを大切に選びながらすすみましょう。
気付いた人から、気付いた時から、いつでも始めればいいんだと思う。
未来の子供たちに、そしていのちを育む地球と宇宙に、
美しきものを残せますように。