テレビをつけても、ラジオをつけても、HPを開いても、
どこもかしこも義援金や募金の呼びかけでいっぱいですね。
現地には行かれないけれど義援金を届けたい、
必要なものを届けたい、
そんな想いでおくられたかたも多いことでしょう。
そんな中、義援金詐欺の話などを耳にすると悲しい気持ちになります。
そういう方々にも優しい気持ちが届きますようにと願うばかりです。
一口に義援金、募金といっても、何に使われるかは実に様々です。
一見すべてが直接被災者へ分配されるように思えてもしまいますし、
すぐに届けられるようにも思えてしまうのですが、
必ずしもそうとは限らないのです。
日本赤十字の義援金などは義援金分配委員会が設置されてから分配の仕方が決まり、
被災者へと届けられるそうですが、神戸の時でも1年以上がかかってから分配されたと聞いたような・・・。
いまだ手つかずになっていることが問題にされていましたが、
それなりの時間はかかるけれど、直接は届けられるようです。
少なくとも赤十字の運営そのものは会員の会費でされているので義援金が使われることはないそうです。
赤十字のお医者さまもずっと現地でがんばっておられます。
一方使い道がはっきりしない義援金があることも悲しい事実かと・・・
阪神のときも消えてしまった義援金ありましたよね・・・。
今回に限らず募金したつもりがその団体の単なるふだんの運営費になるケースもありますよね。
現地活動の費用などはもちろん必要ですが。
好い悪いではないのですが、
すべての義援金が被災者の人へ直接届くものばかりではないことは知っておいてよいかなと思います。
ある携帯会社の義援金は、関連団体におくられ、電話の整備に使われると書かれた記事をみました。
もしその義援金の募集の画面にその用途が書かれていないと、
被災者の方へ直接届く義援金だと思って寄付される方もいらっしゃるだろうなぁと思ったり。
もちろんそういう整備も復興の資金も必要で結果として役に立てばよいのでしょうけれど・・・。
お心と違っていたらもったいないなぁと。
どういう流れを経てどんな風に使われるかをきちんと見極めてからお送りするというのも
私は大切にしたいなと思っています。
とにかくどんな形でも役だてられたらいいと目にしたところにおくるのもひとつでしょうし、
直接被災者の方へお届けしたい方はそういう団体をみつけて送られたらいいでしょうし、
活動資金もままならない小さな団体が現地でがんばっていたら
その団体に直接寄付し活動そのものを応援することもできますし、、
行政でまかなえない小さな避難所を回って活動している団体へ物資で託す方法もあるかもしれません。
物資もあるところにはあるけれど、ないところにはまだ全然足りない話もいまだにききます。
行政経由のものは保管場所へストックされてそこから現地へ届かない事実も聞こえてきます。
その理由のひとつは、道路の状況とガソリン不足でそこから先へ配れないこと。
もうひとつの理由は、平等にするために数が揃うまでストックするため。
その中で期限切れを迎え破棄された食品も出ているとか・・・。
(以前の記事 でリンクした人たちの記事にも出てきます、
たまに現地の今をみつめてみてくださいね。)
神戸でもそういう食べ物をみました。
めぐりめぐって期限切れの菓子パンが届いてわたしたちスタッフで食べた記憶もあります。
こんな状況ですべてを把握なんてできていなし、
システムもできていなし、平等にはならないのかもしれないけれど・・・
でも平等ってみんなが同じことではないといつも思うのは私だけでしょうか・・・。
どうか必要なところに必要なものが届けられますようにとただただ願います。
場所によってはまだまだいのちを守るための支援が必要でしょうし、
早い場所は復興や生活をとりもどすための支援が必要になっています。
長い時間が必要になると思います。
いろんな支援の仕方があると思います。
阪神の震災のあと現地に行こうとしたとき何の経験もない私を受けれいてくれる場所はなく、
時間ばかりが過ぎる中で「気持ちさえあれば誰でも大歓迎だよ!」と受け入れてくれた小さな団体があり、
今回も「時間との勝負だから」と早い時期に現地入りをしたメンバーさんたちがいるので、
陰ながら彼らの活動をこちらから応援できればと思っています。
少なくとも消えることなく直接的に現地の人へ「今」必要なものを届けていただけるから。
そして、阪神後学び得た自然療法とマクロビオティックとヒーリング、
そしてそこからつながったご縁や輪を通して、
わたしができることをさせていただけたらと思っています。
この大きく変化していく時期を生きていくわたしたちのことだったり、
人々が自然とつながり、自然を敬い、調和して生きていくことだったり、
美しい地球のバランスを保つことだったり・・・。
すべてのバランスが美しく保たれますことを願っています。
長くなりました、お読みくださりありがとうございます。
いろいろ個人的に書きましたが、
何が良くて何が良くないという思いはありません。
何においても、真実をみつめ、自分で選択してゆく時代がくるのでしょうね。