半断食が終わると、復食期間というものがあります。
半断食中のからだのお掃除をするためのお食事はやはりとても限られたもので、
いわば極端な、ある意味ストイックな、一時的にいただくべきもの。
それゆえ本当にクリアになるのですが、普段のお食事とは異なるものなので、
半断食が終わってすぐにもとのお食事を食べるとその影響が強く出過ぎてしまいます。
休息をとっていた内臓に突然刺激的なものを入れたらびっくりするのは想像できますよね。
なので、徐々に徐々に時間をかけて戻していきます。
玄米とお味噌汁とお漬物。そしてシンプルなお野菜料理。
たとえば蒸し野菜とか、煮物とか。
調味料も少量から増やしていきますし、
甘味料や油も復食が進んでからはじめてとりいれます。
復食間もないころに、たとえばマクロビオティック対応であったとしても
いきなり揚げ物をいただくとか、メープルの入ったスイーツをいただくとかすると・・・
たちまちからだに異変が・・・。
のどが腫れたり、頭が痛くなったり、胃が重たくなったり・・・。
それらが悪いわけではないのですけれどね。
ただ、急にとるには刺激すぎるのですね。
少量の油の炒め物からゆっくりゆっくり揚げ物へ移行していくとか、
米飴や甘酒のようなマイルドな甘味料からゆっくりゆっくりメープルへ移行していくとか、
ちょっとしたからだへの優しい心配りが必要になります。
でもこの時期は気付きと学びのチャンスでもあります。
からだが正直に反応してくれるので、食べたものの影響がダイレクト。
本当に食べた瞬間と言っていいくらいすぐに響きます。
そんなちょっとした痛い経験こそが学びにもなったりして。
半断食に限らず、わたしはそんなことの繰り返しでした。
だからこそ、いろんなことを身を持って学ぶことができたのですけれどね。
「あぁ、白いお砂糖を食べるとこんなに頭が痛くなるんだ。じゃあ甘味料は他のものにしよう」とか
「お肉食べるとこんなに胃がもたれるんだ。お肉もういいかな・・・」とかね。
「痛い経験→気付き→自分の新しい方向性」というパターンでたどり着いた今のスタイルともいえます。
寄り道しながら、迷いながら、いろんな体験をしながらここまできました。
だから、「食べてはいけないから食べない」というものは私にはひとつもなくて、
経験の中から学び得た「心地よい」を大切にしたら今の形になりました。
ここまで10年。
皆さんもいろんな体験をしながらぜひ楽しく続けてくださいね。
そして、機会があればぜひ一生に一回はぜひ半断食を体験してください。
食べ物といのちのつながりが本当によくわかる時間です。
そして感謝に満たされる幸せな時間です。
ちなみに、そろそろもとのお食事にもどそうと思って、
ずっと断っていた小麦粉と油を少し使ったら・・・
唇の輪郭だけ皮がむけました~(泣)
からだは正直です。
ここは大腸と対応する場所。
あぁ~、大腸さんごめんなさい、私の大腸は人一倍弱いのでした。
そして油が入った途端「おなら」が臭くなりました。
ははは。
何はともあれ、たくさんの恵みに今日も心から感謝します。