鮎釣行で出逢うちょっとええ話シリーズ①〜徳島県海部川〜 | 鮎釣り師Kuuの 今日は何 食う?

鮎釣り師Kuuの 今日は何 食う?

食いしん坊でお酒好きの、しがない日記です。
2015年6月1日安田川にて鮎釣りデビュー☆
そして鮎料理研究家(自称)
酒の肴と節約料理他もです(苦笑)
身の程知らずな奴ですが、
どうぞよろしくう。

鮎釣り始めて幾歳月…。
やっと憧れの川に行った。
徳島県海部川は、高速道路をおりてからの道のりがとても遠い。四国お遍路八十八ヶ所のお寺をいくつか横目に通り過ぎ、本当にこの道であってるのかとカーナビ命でハンドルを握りしめる。
やっとそのカーナビ画面に〜海部川〜が表示された時の嬉しいこと嬉しいこと…。
初めて行ったのは2021年の終盤。

その楽しかった鮎釣りが忘れられず、

2022年も、終盤の悪足掻きに向かった。

日帰りでは不可能な釣り場なので近くの宿を探した。海沿いの道にある小さな民宿大砂。

宿のすぐ前に波止場があり、アオリイカが釣れるとその日も2人、竿を出しているのが見えた。

お宿に入ると上品なご婦人が迎えてくださった。

他に客はなく、女で鮎釣りの為に泊まりにきた私を気に入ってくれたのか、お喋りではなさそうな女将さんがポツポツ色んな話をしてくれる…。

するとなんと女将さんも鮎釣り師だと言う。

ご主人と一緒に前に住んでいた京都から美山川、庄川、…それはそれは楽しかったと目を細める。

そしてその後の話に胸が熱くなった。

ご主人は病気で…今はもう居ない。

けれども、ご主人は、女将さんが鮎釣りに使う一生分の仕掛けや針を作って残してくれていると言うではないか…。

鮎釣りの仕掛けやかけ針を作ることがどんなに大変で面倒くさいか知っている者としては、もう、それがどんな恋愛ストーリーのクライマックスシーンよりも凄い、鮎釣りと妻への究極の愛のカタチに思えた…。

亡くなられたご主人の分までいっぱい鮎釣りをして欲しいと思いきや、残念なことに、女将さんは運転免許証を持ってないという。

来年も私、来ますから一緒に鮎釣りしましょう!

…そう言ったのに昨年は海部川に行けなかった。

約束守れなくて本当にごめんなさい。


今年は、行きたいです。

女将さんはまだお元気で民宿やってるだろうか?

藍染めをしながら民宿やってる山奥のお宿も…。


鮎釣りは、本当に楽しい…。



…今年もまたどんな出逢いがあるのか。

もう少し間があるので、想い出話にお付き合いくださりありがとうございます。

次は、何処の川?ヽ(;▽;)ノ




 
 

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