まど・みちおさん | クツミのブログ

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ひとりひとりの内側が
満たされれば。。
きっと。。平和な地球へと

大海のなかの一滴。。
わたしがわたしを
ゆるし愛すること。。
つづっています

大掃除をしてたら


子供が小さい頃に買った


まどみちおさんの詩集がでてきた


ページを開くごとに


まどさんの詩の世界にどんどんひきこまれていく


くまさん


はるが きて

めが さめて

くまさん ぼんやり かんがえた

さいているのは たんぽぽだが

ええと ぼくは だれだっけ

だれだっけ


はるが きて

めが さめて

くまさん ぼんやり かわに きた

みずに うつった いいかお みて

そうだ ぼくは くまだった

よかったな


(くまさん まど・みちお)


つきのひかり


つきの ひかりの なかで

つきの ひかりに さわれています

おふろあがりの

あたしの きれいな手が


こんなに うちゅうの

いちばん ちかい ここに

さわるようにして


あんなに うちゅうの 

いちばん とおい あそこに さわる

みえない だれかの手に

あわせるようにして


つきの ひかりの なかで

つきの ひかりに さわれています

つきの ひかりに さわられながら


(つきのひかり まど・みちお)



まどさんの詩を読むとどれも心があらわれる



この世界(宇宙)にあるすべてのものは[あるがまま]に存在し、


[自分が自分であることの喜び]に満ちあふれていると


詩を通してくりかえしくりかえしうたい続けたというまどさん



なんとも温かくて優しい目線でうたった詩


掃除をすっかり忘れまどさんの詩の世界を旅した私は


自分が自分であることが前より誇らしく思えていた


掃除ははかどらなかったけどあせる


心がピッカピカになったので


まっいいかそらら