金曜夜にてっちゃんが来て、なにやらゴソゴソ準備をしていたが、夕方から飲み始めていい気持ちになってた私は寝落ちしていた。
土曜日、私は早出で仕事、起きてお互いに準備して出発。
現場に向かっているとカツオにしました、とラインが入る。
前回2人で上がってボウスだった。
次の週は1人で行って2尾釣れたので、おそらく釣るだろうと思っていたら、
尾長グレ43センチ。
リベンジ完了やな。
土曜日、仕事帰りに鍋の具材を買う。
鍋シリーズ寄せ鍋だ。
きりたんぽから始まった鍋をつまみながら、まずは尾長おめでとう乾杯。
てっちゃんは寿司を買って来てくれた。
疑問に思っていたインターネットとWi-Fiについて質問すると、図示しながら説明してくれた。
「よく聞かれるんですヨ」
飯が終われば釣りの準備だが、何故かリールカバーが見つからない。
いろいろ探したが見つからず、そのまま竿ケースに入れた。捨てる筈はないからどこかに必ずある、いつか見つかるだろうなあ、探すのをやめた時。
朝日が上り、またもやカツオに来た。
てっちゃんは沖向きに、私は船着きでやる。
足場が良いので最高なのだ。
オキアミ6キロにパン粉2キロを入れ、海水は水汲みバケツ1杯加えて混ぜる。
次はヌカ4キロを加え
さらに混ぜて出来上がり。
これがヌカパン撒き餌。
これを使って去年釣りをしたのがてっちゃんで、市販の集魚材しか使って無かった私は否定的だったが、ジャパンカップを連覇していた友松さんはこれですよ、と教えてもらったおかげで、急速に友松釣法にハマり1年が過ぎた。
釣りそのものにハマったとも言えるのは、てっちゃんの存在が大きく、大阪から4時間かけて釣りに来る熱意というか、探究心の深さとか、なんだかこちらも感化された。
フカセの腕は2人とも初心だが、てっちゃんは紀州釣りのスペシャリストなので経験は深く、いろんな事を教えてもらえたのが大きい。
撒き餌の準備ができると次は仕掛け作りだが、浮きを糸に通した後、いつも胸にぶら下げている浮きゴムが無いのに気がついた。
予備を持ってないので、独りなら終わってたな、と思った。てっちゃんはタックルボックスを持っていて、頼むとすぐに浮きゴムを出してくれた。
どこで無くしたか全然記憶になく、忘れ物ではないのだが困ったものだ。
1投目から当たりがあり、釣れたのはイサギ。
この前と同じパターンで、これはグレも釣れるだろうと皮算用したが、餌は取られるが魚は釣れない状況が続きボウスを覚悟した。
いいサイズのイサギが釣れたのでキープ。
てっちゃんはすでにグレを2尾釣っていて、見学していてもイサギを釣り上げたり、とにかく魚を掛ける回数が多い。
「やっぱり4号ハリスは太すぎるかなあ」と思う。
向かい風が強くて撒き餌が飛ばないので、てっちゃんの横に移動する。午後2時を過ぎ諦めモード満載で流していたらイトが走った。
グレだ！
40くらいかと思ったが港で検寸したら45センチで、今まで釣ったグレの最大寸だった。
暴れて失敗。
続けて尾長グレ。
これも港で計ると35センチあった。
バッカンのフタはたわむので小さくなるんだな。
コレは時合いが来たか、続いて釣れたがイサギだった。
また風向きが変わり船着きに移動する。
残り時間は30分間。
もう1尾釣れないかなあーと思っていたら糸が走った。
スゴイスピードで突っ込むが、そこは4号ハリスの強みがあるのでゴリゴリ巻くが、締めてる筈のドラグがキリキリ鳴り糸が出てゆく。
尾長やな、こいつはもらった。
ようやく浮きが見えてきた。
あ、お前かあー
サンノジ40オーバー
ちなみにてっちゃんも
40オーバーを釣り上げていた。
サンノジも食べる人は持って帰る。
身が臭いと聞くが、料理の仕方で美味しいそうだ。
初回のカツオは何故か餌が一日中丸残りで釣れる気がしなかったが、2回目以降は餌を取られる。
サメとかいて魚が出てこれなかったか？
30メートルほど水深があるし、1番沖に位置しているのでありうるかなあ、とも思うが分からない。
今回も何故釣れた（連チャンで）のかはわからない。
理由はどうあれ釣れるとテンションが上がる。
港で数人、グレを捌いていた。
「どんな食べ方をするのですか？」と聞くと、
鍋もイイし、刺身もいい、脂も乗ってるし家族もみんな喜ぶよ、と言った。
持って帰るとウロコやら飛ぶし、嫌がるからここで内臓まで取っているのだった。
私が釣ったグレは港でリリースしたが、釣る、そして食べるのが普通だろうなあ。
魚捌きがなんか壁になってるんだよな。
次回、忘れ物しないが目標だ。（笑）