趣味でロケ地巡りなんかをやっているんですが、写真撮影中にバッテリーが切れていまい、モバイルバッテリー充電を開始したタイミングで近くのリサイクルショップに寄って時間をつぶそうという流れで、立ち寄ったお店でお宝発見です。人生ついているときもあるということか?

ジャンクコーナーを覗いているとRowin Octpusという中華製の格安オクターバーが目に留まりました。



新品でも一万円しないみたいです。これはアナログ回路でオクターブ音を作るタイプではなくて、ハーモナイザーのようにデジタル回路でオクターブ上下を生成するので、歪み音ではなくて和音も弾けたりします。

ジャンクの理由は、フットスイッチの挙動がおかしいというものでした。まあ、接触不良の類いだろうということで、持ち帰ってからチェックしたところ、変な動作はしません。とりあえずマニュアルを参照したら、2度押しでプログラムモードに切り替わるんですね! もう一度2度押しで通常モードに戻ります。たぶん、この動作を不良と勘違いしたんじゃないでしょうか。ラッキー!

それでは、動作チェックです。
LEDが無駄に眩しいです。真ん中のボリュームは元音調整、左が下のオクターブ、右が上のオクターブ、トグルスイッチは3モード選択です。各オクターブの音量調整ができるのは良いですね。

3つのモードは元音の1octUP+2octUP、元音の1octDOWN+1octUP、元音の1octDOWN+2octDOWNになっています。

オクターブ音は元音そのままなのでシンセサイザーっぽい感じにもなってなかなか良いです。アンビエント系なんかで威力を発揮しそうです。
ただ、大きな欠点があります。それはオクターブ音のタイムラグです。感じとして10msecくらいでしょうか。まあ、元音を重視するとか使い道を限定するとかでいけそうかな。

プログラムモードはフットスイッチ長押しで緑LEDが高速点滅すると、その時点の設定が記憶されます。フットスイッチを2度押しするとLEDが赤点灯に変わり、つまみの位置に関係なく、記憶していた設定が有効になります。これはなかなか使えそうな機能です。

中華製は恐るべしコスパなわけで、高度な音や信頼性を求めなければ選択肢としてありなんじゃないでしょうか。