YAMAHA SG-5のネック側ピックアップが直ったので元に戻しました。これで音が出なかったら泣きですが、無事に出ました。一安心です。




修理前のピックアップは直流抵抗がほぼ10kΩというかなりの巻き数で高出力だったわけなのですが、巻きすぎるとコイルのインダクタンス成分が増えて高域が落ちてしまいます。このピックアップも例外ではなくて高域が落ちた甘い音、言い換えれば抜けの悪い音だったのです。巻き数を少し落とせばいい感じになるのではないかと、ほぐしてみたら断線の連続でやりすぎてしまって半分以下まで減ってしまいました。


そこで今度は巻き足して目標の8kΩにしたのです。結果、どうなったかというと、最高な音が出るようになりました。中域の太さもありつつ高域の抜けが足されて完全に別物です。


喜んで弾いていたらブリッジ側とミックスしたとたん、あれ? これはやばい! 逆相です。巻き終わったワイヤーを金具に止める際に極性を間違えたようです。配線を入れ替えるだけで良いのですが、弦を張ってしまったので面倒くさいわけで、次の改造のときに合わせてやるか、ということにしました。



このSG-5は1966年製です。SG-5とSG-7が発売されたのは1966年8月ですが、これは1966年5月のポットが付いています。


ネックプレートにはYAMAHA ELECTRIC GUITARとだけ刻印されています。でも、ほとんどの製品はこの後にNIPPON GAKKI CO., LTD.  MADE IN JAPANと刻印されているので、これは極初期の非常に珍しいプレートになります。おそらく8月発売に先駆けて生産されたほぼ初期ロットで間違いないかと思います。



シリアルは2243です。ヤマハは機種に関係なく通し番号なので、この前後がSG-2だったりするかもしれません。


ネックは2枚の楓を貼り合わせているので通常はヘッドの裏を綺麗に見せるために化粧板が張られるのですが、この個体は初期ロットのためかその処理はされていません。



このネックってナット幅40mmで僕にとってはちょっと弾きにくいです。寺内タケシ仕様というかMosriteに寄せているのでしょう。翌年のSG-5Aや1986年のレプリカは42mmらしいです。プロトタイプも42mmなので好きですね。


次の改造はセンター、ブリッジピックアップのバランサーボリュームをスイッチに交換しようと考えています。バランサーボリュームを中間にしたミックス位置にするとボリュームポットの抵抗を通るのでインピーダンスが高くなって音が丸くなってしまうのです。フレットも変えたいな。