あぁ、、また買ってしまった。うちのアコギはほぼ飽和しているのに、リサイクルショップでちょっとお買い得価格に遭遇してしまったんです。



S.Yairiです。YD-302で、このメーカーのエントリーモデルに位置します。だがしかしです、S.Yairiは全てトップがスプルース単板の手工芸なんです。メーカー曰く、永久保証をうたっていましたが、なんと会社が永久ではありませんでした(笑)
これはボディーバックサイドがローズの合板、ネックはマホガニーでヘッド部分も継ぎのない単板、指板はエボニーというきちんとしたスペックなわけです。要するにマーチンD-28のサイドバックが合板になったということです。
70年代を生きてきたジシイにはS.Yairiというブランドがとても輝いていて憧れのギターなのです。

これは楽器屋販売ではないので各部の調整は適当というか、何もしていないみたいでした。とりあえず、フレットの浮き修正、軽いすり合わせ、バリとり、ナット溝修正、ペグ磨きなどを施して完成しました。

シリアルから調べたところ80年から81年製作のようで、78年頃からトラスロッド調整がサウンドホールからできるようになっています。それ以前は指板1フレット下に隠されていて、ほぼ調整は無理だったんですが、これは助かります。

肝心の音は?
まず、感じたのは高域がキラキラです。乾いた感じでとても抜けが良いです。ドレットノートなので低音も出るんですが、抜けが良い分おとなしく聞こえます。全体的に上品なサウンドかと思います。軽くアルペジオなんかすると美しいです。これより上位機種はどうなってしまうのでしょうか。気になります。