前回、ストラトキャスターのボディーをリサイクルショップで見つけてしまい、さて、その後は?

やはり、一本組み立ててしまいました。


いちばんの課題はネックです。一から削って作るか、手抜きで出来合いのものを付けるかの二択なんですが、なんか今回は気力的にも出来合いのネックでごまかすことにしました。

Fender のストラトの中古ネックをゲットです。1990年代のMexico製で一番廉価タイプのようです。メイプルとローズの質はなかなか良いです。寸法はインチなので心配なく付くだろうというこんたんですが、これは4点止めなので3点止めのボディーを加工しなくてはなりません。

こんな感じで穴を埋めて開け直しです。この後、中心を出しながら新たに4つの穴を開けるのですが、もともとのネックのネジ穴に合わせなくてはならないので、なかなか高度な加工になりました。

ペグ穴も安価なタイプ用の穴だったのでゴトーのクルーソンタイプに加工です。
トレモロブリッジも新たに調達です。本家のブリッジはお高いので、Amazonの中華製で安いのを選びました。なんと2千円台です! 一応インチ規格なので見事にそのまま装着できました。

アセンブリは手元にあるものを使います。普段使いのストラトの交換用ストックです。ピックアップは1970年代とか90年代のフェンダーが載っています。


そんな作業を1日やって無事に一台できました。ほんと、フェンダーって部品の寄せ集めでできていることが実感できます。よく、自作のギターとか言って組み立てている人がいますが、個人的意見として、あれはただ組み立てただけで自作ではないですから。

ついでに、自作中のテレキャスターシンラインタイプのネック(板から削り出し)もボディーと接合してみました。これはなかなか進まないな。

簡単な音だしまでして、無事に機能しましたが、各部の微調整は必要ですね。こいつの真価はそれが済んでから判明します。ルックスはなかなか気に入っています。