この歳になってまさかのドラマのロケ地巡りをしてしまった。ドラマの撮影場所を訪ねるだけなんですが、当時そこで繰り広げられていた世界が3Dとなってそこに存在しているんです。今はストリートビューという便利なものがあるのでわざわざ行かなくても現状は把握できるんですが、たぶん2Dと3Dの差が大きいのかもしれません。そこに行って特に何をするわけではないので、ちょこっと写真を撮らせていただいて直ぐに退散します。それだけでもわくわくするし感動するんです。イギリスに行って横断歩道を闊歩したり、ありもしないホームに突進するのと一緒というか、まあ、それの地味なやつですね。


テレビっ子として育った僕はお気に入りのドラマが沢山ありますが、「うたう!大龍宮城」が最近のお気に入りです。いや、今まで見てきたドラマの中でダントツの一位でしょう。これは30年前に日曜日の朝、フジテレビでやっていた東映不思議コメディーシリーズの一つです。浦沢義雄ワールド全開の疲れた心を癒してくれるシュールで笑えて心温まる?作品です。これの凄いところは枚挙にいとま無いわけですが、とにかく地味です。一応特撮なのに変身じゃなくてリアルにお着替えだったりと、低予算なのか、とにかく地味です。でも歌って踊って笑って、時々ちょといい話があったりするのです。というわけで要するに、これのロケ地を探訪したわけです。

東映作品なので基本的に練馬から埼玉方面にロケに出かけるわけですね。仮面ライダーと同じ部類です。ただ、さすがに30年前なので現存しなかったり、同じ景観ではなくなっていることもよくあります。特に森の中なんかはどこも同じに見えてしまって、ほぼ無理ですね。それでもたどり着いたときはかなり嬉しいもんです。


第50話のエンディング

たぶん同じ場所でしょう。

そんな感じで密かに楽しんでおります。