僕のギター遍歴。これまでに弾いてきたギターを一覧にして過去を振り返るとともに記録として残してみようということです。歳がばれますが1970年代からギターを弾いてます。


まず、1970年代。

1.YAMAHA クラシックギター 1974年頃

兄と共用で初めて買ってもらったギターです。ヤマハの一番安いやつです。

当時の親世代は(ギター=不良)がまだ残っていたのでエレキはもとよりフォークギターも買ってもらえませんでした。とりあえずドレミとコードとアルペジオの勉強にはなりましたね。

でも、時代はフォークソングブームで当然ながらフォークギターが欲しくてたまりませんでした。少しでもフォークギターに近づけるために兄がハミングバードのピックガードを張り付けていました。意外と溶け込み具合はよかったです。後に妹が中学のクラシックギター部に持ち込んだ時に少し恥ずかしい想いをしたらしいです。ごめんなさい。このギターは今も実家にあると思います。


2.K.Country F-140 1975年頃

やっとフォークギターを買ってもらいました。

マーチンのOOOタイプだったけど、兄がギルドにあこがれていてまたしてもギルド型ピックガードに交換してしまいました。でも雰囲気がしっくりしなかったので、しばらくしてマーチン型に戻すことになりましたが、剥がすときにトップの表面板も一緒にはがれてしまい、今も悲惨な状態です。音には影響ないみたいで合板の凄さが垣間見れます。更に何かの角にサイドをぶつけたらしく、穴が開いています。安いグレードだけど、倍音豊富な良い音がでます。アコギサウンドが欲しいときに良く活躍してくれました。今も実家にあるでしょう。


3.Westminster TE250 1976年頃

当時は歌謡曲もロックになり沢田研二のバックの井上堯之などにあこがれてエレキギターが弾きたくなるわけです。ボリュームを絞ればエレキの方がアコギより音が小さいとか訳のわからないプレゼンを親にして、なんとかお茶の水の下倉楽器で一番安いテレキャスタータイプを買ってもらいました。完全に形から選んでいましたね。初めて触ったときに弦のテンションの緩さに驚いたことを覚えています。これでチョーキング奏法などを学びました。

WestminsterはGrecoのさらに廉価版ブランドでギターの出来はお世辞にも良いとは言えず、なんとなくテレキャスターっぽい形をしている程度です。ジャックはトップのプレートについているし、スイッチはトグルだし、ボディーはラワンでした(今やラワンは高級材ですけど)。最初は比較対照がないので満足してましたが、知識がつくとスケールもショートだったのペキペキしたショボい音だったことがわかりました。それでもビザールとしては使える音でした。兄が処分してしまったので今はありません。


4.FENDER STRATOCASTER 1978年製 サンバースト/メイプル指板


1984年頃


現在

1979~1980年にお茶の水の石橋楽器でお小遣いかバイト代をつぎ込んで中古で購入しました。当時新品で25万くらいのところ12万くらいでしたね。この年代は未だにお買い得価格ですね。

師匠と勝手に思っている「美乃家セントラルステイション」の土屋昌巳氏にあこがれてストラトキャスターが欲しかったのです。一般的にはGrecoのコピーなどを通ってから本物になるパターンだけど中間を飛ばしていきなり本物に行ってしまいました。初めて自分で選んだ専用ギターを手に入れたのもあり興奮状態がしばらく続きましたね。

WestminsterからのFENDERなのでこれぞ雲泥の差なんです。はっきり言って別の楽器です。今までがラジカセならハイエンドステレオの様なものです。1984年頃にはすでに塗装を部分的に剥がして使い込んだ風にしていました。今で言うレリック加工ですね。使い勝手を上げるためにピックアップ交換をはじめ、フレット打ち変え、ボディーの再塗装などを繰り返しています。重いアッシュボディーでしたが塗装を剥がしたら300gほど軽くなりました。ポリウレタン塗装が厚かったわけです。おかげでリペアのスキルも上がりました。

しばらくはこれがメインのギターです。現在も改造はしてますが現役選手で思い入れもあって手放せません。


次回は波瀾万丈?の1980年代です。