先日手に入れた現行製品のレスポールデラックスを更にモディファイしました。

Tune-o-maticブリッジをナッシュビルタイプからABR-1タイプに変更です。ナッシュビルは弦間隔が10mmだったので一般的な10.5mmくらいにしたかったのです。ついでに70年代前半まで使われていたスリムなABR-1型に交換してしまおうということです。国産のクロムメッキタイプが手頃なお値段だったので選びました。実はこのタイプは互換性がないのです。上下するスタッドの間隔は74mmで全く同じでしたが、スタッド径がナッシュビルの方が太いので入りません。スタッドを適合する物に交換する方法があるみたいですが、ここは力業で、スタッド孔を大きくしました。Φ5.0ドリルで広げてから下側をリーマーでΦ5.5位にひろげます。これで1弦と6弦の高さ違いで取り付けが斜めになっても干渉しません。出来上がりは上々で見た目も問題なくて直ぐにもとにも戻せます。重さがABR-1の方が重いですし、サドルはブラスなので良い方向の音になるかと思いましたが、結果として良くわからなかったです。まあ、見た目も良いし弦間隔が広がって少し弾きやすくなった気がします。ただ、ピッチ調整ネジの遊びが大きくてサドルが動いてしまいます。針金は付いていますがサドルの落下防止程度の機能です。そこでネジの隙間に平ワッシャをCの字にカットしてはめ込みました。これがジャストフィットで遊びはなくなってワイヤ無しでも落下しなくなりました。完璧です。

ついでにボリュームポッドをオーディオカーブからリニアカーブに交換しました。オーディオカーブだと微調整しにくいんですよね。手持ちのほとんどのギターはリニアカーブに交換しています。なんで初めからそうなっていないんだと常々思います。あと、コンデンサをヴィンテージのオイルコンデンサに交換しました。これも音に関しては変化がビミョーですね。音が変わると言われてますが、容量の誤差の方が影響大だと思います。普通はプラマイ10~20%の誤差がありますから。まあ、自己満足の世界です。