先日手に入れたLespaul deluxeのペグを交換しました。

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チョー分かりにくいですね。GOTOHのクルーソンタイプのペグに交換です。オリジナルはクルーソンタイプといいながらダイキャスト成形で形が違うし、表側からネジロックするタイプです。回転精度はまずまずですがなんかスッキリしないのです。70年代のグレコに着いていたペグを彷彿とさせるのです。すなわち見た目が安っぽいのです。そこで機能も外観も価格も優れているGOTOHに交換しました。
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これまたわかりにくいな! オリジナルはたぶんグローバーかシャーラーでしょう。交換すると調整比が違うのか、より正確にチューニングできるようになったみたいです。これだけでも佇まいがオールドっぽくなりますね。当時の仕様ならふたこぶタイプになりますが、安価なひとこぶで良しとしました。

2021年モデルのDeluxeは70sとなっていますが、木部の仕様がマホガニー単板ボディー、センター合わせのメイプルトップ、マホガニーワンピースネックボリュート無しなので1968年製に近いと思います。各部の造りもきれいにできています。特に塗装の色合いが素晴らしいです。ラッカー塗装なので経年変化も期待できます。
2018年にギブソンは倒産しました。原因は色々と挙げられていますが、本業のギター作りに迷走したことも大きかったのでしょう。ヘッドにオートチューニングを付けたりブースターとかの機能を付けたりとか。それはそれで良い挑戦ですがギター本来の作り込みをないがしろにしてしまったのかもしれません。
このdeluxeは大量生産の中の一本であり特別なものではありません。でも、音が良くてずっと弾いていたくなる何かがあります。もしかするとギブソンは一度倒産したことで生まれ変わったのかもしれません。