東映不思議特撮コメディーシリーズと呼ばれている90年代の作品である「うたう!大龍宮城」に最近、はまっています。オリジナル放送当時になんとなく見ていたらしいのですが、話の内容は殆ど記憶になく、いくつかの歌を覚えていただけでした。歌は忘れないものなんでしょうか。
このお話は海の汚染で崩壊した龍宮城の魚介類が人間社会で生きていくというもので、ミュージカル仕立てになっています。その前後のシリーズは美少女ヒーローが悪人を成敗するスタイルだったけれど、これは乙姫様が歌って改心させるという煮えきらない設定が影響してか、人気がなく覚えている人がまわりにいません。ラーメンがしゃべったり、青島幸男に捧げる回があったりで、破天荒というかカオスなところがあるんですが、これが普通に受け付けるようになると、もうぬけだせません。改めて観ると名作だったのではないかと思っております。作者が浦沢義雄なので普通じゃないところは当たり前なわけです。
ブロッコリーを見ると「あぁ ブロッコリーが食べたい 食べたい 食べたい」と頭のなかで無限ループが始まる人がまだ何人かいると信じています。