フラットトップのご三家はマーチン、ギブソン、テイラーと言われていますが、かつてはテイラーではなくてギルドでしたね。
僕はマーチンとギブソンは所有したことがありません。我が家にあるのはテイラーとギルドです。どちらもご三家の三番目ですね。いや、テイラーは今は違うかも。要するにちょと変わり者なんでしょうか。

メーカー毎に音が違うのは周知のことですが、自分なりに音を分析すると次のようになります。マーチンは煮魚定食小鉢付きで、ギブソンはとんこつラーメンかな。ギルドは唐揚げ定食大盛って感じです。何故か食べ物に例えてしまったけど分かりにくいな。因みにテイラーは栄養バランス食品ですかね。

ギターを始めた頃に兄がメインギター(これしか有りませんでしたけど)のピックガードをギルド型に交換して二人してカッコいいと思っていました。結局元のマーチン型に戻すわけですが、その際にトップの合板がめくれて悲惨なことになり、今だにそのままです。それから数十年間心の片隅にギルドへの憧れがあったんです。


満を持して手にいれたのが70年代中期のD-50です。
はじめに手にしたとき、ズッシリとした重さにびっくりでした。ヘッドがデカイのでネックが重いのかもしれません。音量は普通です。と、思っていたら力を入れて弾くと追従してくるんです。他のギターはあるところから限界がきてコードが団子になるんですが、こいつは調和を保ったまま鳴ります。全般的に堅い音ですが優しく弾くと優しい音にもなります。降り幅が広いんですね。だから飽きずにずっと弾いていられます。裏を返せばテクニックがないと本領発揮できないということです。練習しなければ!