久しぶりにワーウィック サム ベースを出してきたら、なんと、シャーというホワイトノイズが発生していました。これは完全に電気系統の不具合です。初期型なのでピックアップがEMGでマイク内にアンプのICが付いています。さらにEQはアクティブなのでモジュールがついています。

まず、EQをパスしてみました。すると、クリーンになりました。EQモジュールの故障ですね。でも小さな箱にモールドされていて回路に簡単にアクセスさせてくれません。そこで一か八かモールドを除去してなんとか回路に到達しました。ここで愕然とするわけです。1980年代の表面実装は抵抗を直接プリントしていてICはカスタムだつたんです。交換のしようがありません。このモジュールの交換も手にはいりません。というわけで、てきとうにEQモジュールを作ることにしました。

左がオリジナルで、右が新規作成です。一応動作して、ノイズもなくなりました。元の回路を解析してから作れば良かったんですが、面倒なので自分の好みの回路で作ってしまったので、EQの変化が若干違います。EQは殆どフラットで使っているのでまあいいかな。


このワーウィック サム ベースは東西分裂時代のものなのでWest Germanyと書いてあります。そして、フレットレス仕様です。珍しいですが、3人のバンド仲間がサム ベースを使っています。一人は全く同じ仕様で、もう一人は90年製のフレットレス、もう一人は90年代初頭のフレット付きを持っています。
因みに僕はいまだにまともに弾けません。