人生で初めて購入したギターはフェンダーストラトキャスターで1978年製のサンバーストでした。1980年に中古として買ったので新品よりは安かったです。今でも人気がないみたいで昔から販売価格がほぼ変わらないですね。
不人気の理由は工作精度が低いとか、重いとかになるかと思いますが、当時の生産本数が多いのでたまに当たりもあるみたいです。僕のやつは微妙ですけど。

写真のストラトはサンバーストではありません。以前自分で塗装をやり直したのです。渋いゴールドにしたかったのですが、金属粉が細かすぎたことと、刷毛を使ったので変な色になってしまったのです。黄土色って感じでしょうか。アッセンブリも変えています。ピックアップは80年代のフェンダー製です。
しばらくはそのまま使っていましたが、やっぱり色が気になるんですね。


それで、懲りもせず再塗装を始めました。今度は白です。また刷毛塗りです。でも、塗料が真っ白なのでなんか浮いているんですね。実はオリンピックホワイトなんかも良く見ると黄色が入っているみたいで、若干アイボリーだったりするみたいです。そんなわけでアイボリーのラッカースプレーでさらに上塗りしました。

少しは落ち着いた感じになったかな。写真は環境が違うので色味が良くわかりませんね。とにかく塗装は難しいです。

オリジナルのサンバーストを剥がしたとき、ポリウレタン塗料の重みだけで300gくらいありました。この年代特有の重さは塗料にも原因があります。浅いコンターも木部を削って深くするとさらに軽量化できます。手を加えることで良いギターになるポテンシャルは持っていますので、この年代のフェンダーも良いですよ。木材の質は悪くはありませんのでお勧めです。


こんな感じで完成しました。結果的には白の強いブロンドでホワイトバーストってところです。まあ、前回よりはいいんじゃないでしょうか。