娑婆服(しゃばふく)は、業界用語?で、坊さん服以外の装いの事です。
他宗派の和尚さんを見てますと、普段は一般人と変わらない服装をしておりますが、
禅宗坊主は、なかなかそうはいきません。
時代と共に変化し、一般人と同じ服装で出歩く方も多くなっておりますが、
私はまだそこまで成りきれてません。
夏場はTシャツ短パンで過ごしますが、
この時期は、作務衣か、胴着に角帯を締め武道用の野袴をはき、黒足袋で過ごします。
いつでも刀を差して稽古できますし、武道用の野袴は、ちゃんとファスナーもついてますので、小用も足せます。
洋服を持って無い、作務衣ですと寺経費で購入できるというのが、最大の理由でしょうか。
この姿で頭にタオルをかぶり、娑婆へ出ます。
最近は行きませんが、おねーちゃんのいるお店で夜の修行する時は、何かの職人さんで通します。
最近は引きこもりがちで、出歩くのが面倒になりましたが。