刀に唾が付くと、このように錆びます。
刀の手入れをする時に、時代劇などでは口に懐紙を咥えたりしてますね。
あれは、唾を飛ばさないようする為でもあります。
不注意で刀を痛めない様にしたいですね。
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キズや欠点があって、見向きもされない錆た刀たち。その中から「これっ!」という一振りを買って、研磨に出すお客様がいる。
例えば、刀身が5~6万円で研磨に18万円。白鞘を新調しても30万円以内。
大当たり~!
淡く乱れ映りのたつ、南北朝~室町前期辺りの大摺り上げの太刀です。
美術刀剣(資産価値)としては評価が低くなりますが、文化財・資料的価値は高いものです。
何より、30万円以下で研ぎ上がりの古刀が手に入りますし、錆身から研ぎ上げるまでを経験できます。
そして、地鉄や刃紋・映りなどは古名刀に勝るとも劣らぬ美しさ!
これも一つの楽しみかたです。
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十文字槍の研磨。
大変に状態が悪かったので、無事に研ぎ上がって安心しました。
河内守文殊包定、江戸時代(延宝)。
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