気がついたら出来ている？イボのお話２

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【気がついたら出来ている？イボのお話２】

前回の続きです
前回は↓

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これからの季節店頭で相談が増えて来ている「いぼに」について
書いていきます。

２・イボの発症メカニズム

ウイルス性と老人性は発症のメカニズムが違います。

・ウイルス性のイボの場合
ウイルス性イポイボの原因となるウイルス（ヒトパピローマウイルスやポックスウイルス）が、皮膚表面の傷口から侵入し、角化細胞に感染します。
すると、そこで作られる角化細胞が活性化して増殖することで、皮膚表面が押し上げられ、イボとなります。

＊予防法皮膚の乾燥や荒れ、アトピー性皮膚炎などの影響で、皮膚のバリア機能が低下していると、ウイルス感染を起こしやすくなるため、普段からこまめに保湿などを行うことが大切となります。

・老人性のイボの場合
老人性イポ太陽光からの紫外線を浴びると、表皮（皮膚の最も外側）でメラニン（黒色色素）が生成されます。
メラニンは表皮でバリアを形成し、皮膚細胞が紫外線のダメージを受けないように働きます。本来、メラニンは肌のターンオーバーによって、角質とともに垢として排出されますが、加齢によって身体の新陳代謝が衰えると、メラニンが蓄積しやすく、シミとなります。さらに紫外線を浴び続けると、皮膚中タンパク質が変異を起こし、角質が厚くなることで、シミ部分が盛り上がって硬くなり、これが老人性イボとなります。

＊予防法メラニンの生成を抑えるために、紫外線の影響を極力減らすよう、外出するときは日傘をさす、こまめに日焼け止めを塗るなどの対策が必要です。さらにどちらのイボも、見た目が気になるだけで身体に悪影響を与えることはありませんが、「急に大きくなる」「出血がある」「痛みがある」など変化がある場合は別の病気が隠れてる場合がありますので、専門医療機関への受診をしてください。

次回は「漢方による対策」の話です

気になることがありましたらお気軽にご相談くださいね