昨日は、WOWWOWの録画してあったドラマ "宮沢賢治の食卓" を観ながら、溜まっていたアイロンがけに取り組みました。
皆さんご存知の詩人、童話作家の宮沢賢治。
文学だけではなく、星座、鉱物採集、クラシック音楽をこよなく愛したそうですが、このドラマは食べ物も愛したという設定になっています。(実際は菜食主義だったそうですが)
音楽、文学、食べること、星、自然。
宮沢賢治という人は、生きる歓びを真っ直ぐに求めてやまなかった、それをほとんどの人がまだ貧しかった時代に、人々に伝えようとしたのではないでしょうか。
それを証拠にドラマでは、農学校の教師となった賢治は生徒達に繰り返し言います。
「せっかくこの世に生まれてきたのだから、楽しみましょう。仕事でも楽しみを見つけましょう。」と。
そして、村の人々を招いてレコード鑑賞会を開き、一度もクラシック音楽を聴いたことのない人々に、その素晴らしさを伝えようとします。
さて、この日観た第3話では、賢治が恋に落ちるお話でした。
けれども母親から、妹のトシが女学校の頃、音楽の先生との噂を立てられ、深く傷ついたこと。噂が立つと相手の女性も傷つくからと諭され、一度は諦めようとします。
そんな時、その仲の良い妹のトシが言います。
「朝起きて窓を開けると、世界の全部が輝いて見えた。
空には雲が流れて小鳥が鳴いて、そういう当たり前の一つ一つが不思議なくらい愛おしくて。
あんな幸せな気持ち、恋をしてなかったら知らなかった。恋をして良かった。」
なんて清らかで、清々しくて、美しい言葉なんでしょうか。
暫しアイロンの手が止まり、うっとりしてしまいました。
小さな手をした生徒さん達も、いつの日か、こんな光り輝く日々がやってくるのでしょうか。
慌ただしい師走の中、豊かな気持ちになれたひと時でした。
🎵月曜日、火曜日、水曜日の生徒さんを募集中です。
来年2月より、土曜日も始めます。
無料体験レッスンを受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
教室ホームページです。
https://kusunosepiano.jimdo.com/
TEL 09063067779
E mail 1006-gentian@ezweb.ne.jp
お問い合わせ
https://kusunosepiano.jimdo.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B/