Thanks!ラスト2日目!「羅生門」! | 楠本柊生帝國元帥オフィシャルブログ「元帥府 ニュース速報」Powered by Ameba

Thanks!ラスト2日目!「羅生門」!

さ、そんなわけで

東京名古屋では1ヶ月空き
大阪では連日となった

9/1
楠本柊生&犬神情次2号二人芝居!

三本立てなんで一つずつ拾っていきましょうか?


「羅生門」

まずこの羅生門というタイトルが持つパワーは果てしないなと思います。
黒澤映画でも中身のストーリーは「藪の中」でしたしねぇ。でもその映画もきっと「羅生門」というタイトルでなければ成り立たなかったかなと。
実際の原作は非常に短編なんで、それほどのストーリーラインがないってのもありますが…

ん?

ならば、逆に言えば、中身はどうとでもできるわけで…他の作家の作品を入れたらどうなるんだろ…そう思ったのが書いたきっかけでした。
芥川龍之介の作品に江戸川乱歩の「赤い部屋」と「百面相役者」をモチーフに
僕の「幻創論」で馴染ませてみる…

これを書いた8年前は「幻創論」自体、式典での演説やストーリーの中核ではあれど、明確に表現してメッセージ性が表面に出るのは避けることを旨としていたので…

書き上がった脚本を見ながら


これは…
どうなんだろう(笑)


と、苦笑したのを覚えています。


書く方も大変ですが、演る方も(…まあ、どちらも僕ですが)たまったもんじゃない作品だなあ~と。

ストーリーラインの助けは一切なく、メッセージに次ぐメッセージ

舞台と客席の空間の全てを呑み込んで、汗とともに台詞をほとばしらせるような…
少しでも気を抜いたら、観れたもんじゃなくなるような話です。

俳優元帥として、いっちょやってやろうじゃないかと血の騒いだ作品でもありました。

今回を含め何度か再演候補に上がるのは、それなりに成功だったのではないかと。

通常この主人公は「楠本柊生」という名前なのですが、
今回は「弥助」で、一人称も「俺」でしたね?

知ってる人は、ここで「あれ?」って思うだろうなとは思ったけど、
まあ、あとの作品への伏線とまでは気づかないだろうと押しきっているのだ♪

大阪では前日の疲れが若干出て、序盤波に乗れない気がしたのですが、
中盤からそれを取り返すかの如く、いつも以上に鬼気迫る演技になっていったような…。

いかがだったでしょうか?
俳優元帥の代表作!!


ラスト、老人であった死神は弥助と同じ姿形となり
次の作品へと旅立っていきます。


そして、二本目「旅路を死神」…

うん随分書いてしまった。

一旦区切りましょう。

続きは後日で!