今日は4月二回目のバスハイクだ。前回は4月1日の秋月・日田・吉井町バスハイクだった。桜の開花が遅れてくれたおかげで4月に入ったにも関わらず満開で、その上天気は快晴。最高のバスハイクだった。

 しかし、今回の佐世保針尾送信所・鹿子前西海バールシーリゾート・小佐々町神崎鼻・鹿町町長串山は、朝から生憎の雨。でも、昼からは晴れる予報だったから、長串山のつつじは映えるだろう。

 思うに、4月の天候ってこんなに雨が多かっただろうか?土・日・月・火と雨続きだ。その上、今回の俺、足を痛めている。土曜日、ウォーキングのときに左足の段端に違和感、傷が出来ていた。いつもの如く、これ何日も引き摺りそうだ。

 月曜日は普通に歩けたのに、家に戻ってから痛みだした。昨日は何とかウォーキング出来たが、早めに車を出て家に上がって、義足を外して揉んだが、ほとんど効果はなかった。今、バスの中でこれを書いているが、何とか、旅行は出来ている。そういえば、2月の長崎ランタンフェスティバルのときも、足を痛めていたような。

 

 今回集合時間は7時。5時28分の路線バスに乗って、小倉駅新幹線口大型バス駐車場までやって来た。いつもの如く、体重を気にすることなく、美味い昼飯を食えるように、昨日の晩飯は抜いた。結果、朝の体重は65・5まで下がった。

 新幹線口に着いてまずやることは、ローソンでのコーヒータイム。ちょっと小腹が空いたので、みたらし団子を1パック勝って嫁とシェア。

 

 今日の阪急交通社の添乗員さんは背の低い中年男性。2月の長崎ランタンフェスティバルのときの添乗員さんだったようだ。嫁が言っていた。前回は中年女性だったが。ツアーは満席で、46人乗車。俺は申し込みのとき要望した通り、ちゃんと運転席側二列目の席にして貰っていた。一列目は添乗員さんの席なので。

 小倉から乗り込んだツアー客、俺の真横と斜め前の席は一人しか案内されなかった。ツアーに一人とは度胸あるなと関心する。ただ、黒崎で、斜め前の席には一人乗って来た。会話を聞いていたら知り合いではないとは思うのだが、ずっと仲良くずっと話をしていた。 

 

 今回の添乗員さんは気が利く。

「お休みの方もいらっしゃるのでどうぞ会話は囁く程度でお願いします」と、二度注意してくれた。これは、俺ら夫婦にとってはありがたい。

 1月の三社参りバスハイクのとき、後ろのババア数人がデカい声で喋り捲ってめっちゃ気分が悪かったが、女性添乗員、注意することはなかった。おかげで、新春一発目の旅行気分が吹っ飛んだ。よほど、注意しない添乗員に対する文句を阪急交通社に言ってやろうかと憤激した。

 

■集合場所・時間
JR小倉駅北口大型バス駐車場前…7:00
引野口バス停・…7:30
小倉(7:10発)==引野口(7:30発)=
○【重要文化財】針尾送信所(内部をガイドがご案内:約50分)=
★Sasebo Sunsetとことわ(長崎和牛のレモンステーキのご昼食:約60分)=
○神崎鼻公園(日本本土最西端の地:約30分)=
◎西海国立公園 長串山公園(北九十九島を一望できるつつじの名所:約40分)=
☆武雄温泉物産館(3種のお土産付き:約30分)=
引野口(18:40頃)==小倉(19:00頃着)
【バス走行距離:約455km】

 以上が今回のバスハイクの内容だ。

 

 ランチの前の訪問地は佐世保の西海橋近くの針尾送信所。高い煙突のような塔が3本建っている。ここ、おばさんのガイドが居て、一応観光地のようだが、ツアー以外でやって来る観光客なんて居ないんじゃね、と思わせるような辺鄙なところだった。ただ、新西海橋が見渡せる景色は最高だった。

 針尾通信所をあとにした俺ら一行は、昼食場所の西海パールシーリゾートに向かう。ここえも、移動には西九州自動車道を使って、佐世保中央インターで下りる。このインターも思い出深い。14年前、親父は肺癌で佐世保総合病院に入院していた。見舞うのに、この佐世保中央インターで高速を降りた。

 西九州自動車道が佐々まで伸延したのは、まだ親父が生きていた14年前だが、まだ先には伸びてなかった。というより、こんな人の居ない、ど田舎に高速なんて要るのっていう話だ。

 

 西海パールシーリゾート、家族で帰郷するのに、佐世保中央インターまでしか西九州自動車道が伸びてなかったとき、ここで下りて鹿町の実家に向かった。そのとき、この西海パールシーリゾートの前を通った。行ってみようとは思わなかったが。

 ランチ場所のとことわの長崎レモンステーキなるもの、確かに美味くはあったが、そのランチの量の少なさにはめっちゃがっかりだ。特に、そのご飯の少なさに俺は目を瞠った。ここまでケチらなくてもいいだろうと。もしかして、お替りのためのお櫃でもあるんではと見回したが、そんなものある訳ないか。俺の中では、プライベートでは絶対行きたくない店の筆頭だ。

 前回、4月1日のバスハイクの秋月・日田・吉井町のときの天領水の宿のランチとは全く比べ物にならない量だ。そも証拠に、前日の晩飯絶食して臨んだ俺の朝の体重は65・5キロだったが、家に帰って計ったら何と700グラムも増えて、66・2まで上がっていた。今回、帰って計ったら、朝の体重と同じ、65・5だったから。

 

 次の訪問地、旧小佐々町(今はシチョウソン合併で佐世保市)の神崎鼻に向かうのに、バスは西九州自動車道相浦インターから乗って佐々インターで下りた。残念だったのは、内陸部を通らずに海岸線を走って長串山に向かったことだ。まぁこれは仕方のないことか。神崎鼻は小佐々町だし、佐々で下りたら、海岸線を通った方が長串山には近い。内陸部の旧吉井町・旧江迎町を通って長串山に向かってくれていたら、左手の丘陵に建つ実家が拝めたかもしれないのだが。

 

 俺ら夫婦が参加したこのバスハイク、この24日が最終だった。まだ早い日にちもあったのだが、24日くらいがツツジのピークだろうと勝手に判断したのは俺だ。それともう一つ理由が。阪急交通社は旅行日も22日前までに振り込まなければならない。24日だったら4月2日に振り込める。3月には家計簿上、金を使いたくなかったから。

 長串山のツツジ、残念ながら、もう見頃を過ぎて汚く萎んで雨に溶けていた。ネットで確かめてみたら、満開は中旬とのこと。俺ら夫婦、もしかしたら、来年リベンジするかも。

 

 それともう一つ残念なことが。もし出来たら、北松アイス(10数年前佐世保に合併吸収される前は江迎町鹿松町吉井町小佐々町は北松浦郡だった)を食べたかった。確か、長串山で買って食べた記憶がある。絶景の動画を撮ろうと上の方に歩いて行ったら、屋台はあったのだが、残念!営業はしていなかった。

 このアイスこそ、俺の故郷の味だ。春先から夏場にかけて、おばさんが道端に屋台を出して売っている。親父お袋がまだ存命の頃、帰郷してのドライブ中、見掛けたら必ず止まって購入していた。

 いや、ちょっと待てよ。65年の人生、俺は勝手に北松アイスと名付けていたが、正式な名前は何なんだろうとちょっとネットで調べてみたら、(佐世保)チリンチリンアイスだった。

 上の写真はまだ両親が生きていた頃、2010年5月、生月までドライブに行ったが、平戸口でこのチリンチリンアイスをやっと見つけて、感激して止まって、購入した。走りながら目を凝らしてチリンチリンアイスの屋台を探していたから。アイスを持っているのは、15歳の息子だ。

 

 今回のバスハイクでの阪急交通社、太っ腹だった。お土産に、イチゴ二パック、りんご二個、パイナップル二個、まるぼうろを六個くれた。これを書き上げるまで、5月6月はどうしようか、めっちゃ悩んだが、5月は止めて6月に人気の「2つの絶景 阿蘇・大観峰/草千里ヶ浜 さわやか阿蘇ドライブ 日帰り」に行くことにして、予約した。