その407(26/7/17)Ⅰ
今日は金曜日、月火水木とウォーキングに励んだので、この金曜日は休みだ。ほっと一息つける。エアコンの効いた居間で寝ていた15時55分、スマホが鳴った。片足で跳んでパソコン部屋のスマホをとったらあいちゃんだった。雨音が茅屋の屋根を叩く。久し振りの激しい雨た。「おうあいちゃん雨凄いな。今日は学校行ったんか?」「今日は休みだよ」「どうした?」「バイト先まで送ってぇ」「何時に?」「4時10分」 俺は二つ返事で、「おおええで。っていうか、家まで来るか?」「うん」 俺は嫁に、「あいちゃんばバイト先まで送るぞ」「やったらそのままローソン行こうよ」と身支度しだした。 まだ激しい雨が降り続いている。ふと、『土日月にこんな雨がきたらカメラひとたまりもないな。横に傘置いとかんと危ねぇぞ』 忘れ物とか車と家を出入りしていたら結構濡れた。嫁、後部座席を開けて何やら片付けものをしていて、頭が濡れている。白髪が濡れるとみっともない。「ちゃんと拭けや」 あいちゃんがやって来たのは16時30分、「遅かったな」と俺の挨拶の一言に、あいちゃん、「だぅてぇ、雨が酷くて出れなかったぁ」 後部座席にあいちゃんを確保して出発。湯川ー空港線の大通りに出る前に一旦停止、「ん〜、もしかしてもう夏休みか?」 あいちゃん、「うんそうだよ」 俺は大袈裟に、「うわっちゃ〜、あいちゃんの人生、今、薔薇色やねぇか」「でも…」とあいちゃん、声のトーンを落として、「来週の火曜日は学校ぉ。追試」「って言うことははのんもなぎさも居るんやねぇか」「うん。居るよ」「おう、なら賑やかでええやねぇか」 ふとあいちゃん、ベンチシートの真ん中に置いていた嫁のマスコットに目を留めて、「鮫がおるぅ」と笑う。実は嫁、あいちゃんに貰ったマスコットをぶら下げていたのだが、紐が切れてしまってた、俺は言い繕うみたいに、「あいちゃんに貰ったマスコット、紐が切れてこの中にあるんじゃ」とグローブボックスを開けて見せた。 今日はちゃんと吉田団地入口けらあいちゃんルートに入った。「バイトは何時からか?」「5時ぃ」「あいちゃんばこのバイトに誘ってくれて、学校辞めた一個上の先輩はまだちゃんとはたらきよるんか?」「うん。居るよぉ」 あいちゃんルート、うなぎ会社の左方の細い道を入って高速の突き当たりを右折して直ぐ、跨線橋を左折する。