キャバクラとは、辞書的に言うと「キャバレー式クラブ
」の略である。
つまり、キャバクラとは、キャバレーとクラブという言
葉を合わせた和製英語なのだ(キャバレーはフランス語
クラブは英語)。
キャバクラが生まれたのは昭和60(1985)年2月
に新風営法が施行されて以降のこと。
料金を時間制にすることによって、明朗会計を謳い、高
級クラブとは一線を画したことで爆発的に人気が高まる
ようになったのだ。
その証拠に、「キャバクラ」という造語は同年に開かれ
た第二回「新語・流行語大賞」の新語部門・表現賞を受
賞している。
さて、キャバクラ嬢(以下キャバ嬢)の業界用語として
「幹」「枝」というものがあるそうだが、これらの言葉
の意味がなんであるのか、おわかりだろうか?
答えは「常連客」と「常連客の連れてきた客」である。
キャバ嬢は来店するお客さんを木に見立て、「太い木」
という意味合いから、常連客を「幹」、「木から枝分か
れしている」という意味合いから、連れられてきた客を
「枝」と呼んでいるそうなのだ。
店舗によってルールはまちまちなようだが、普通、枝客
は幹客が指名しているキャバ嬢を指名することになって
いる。
そのようにしておかないと、同じ店舗でキャバ嬢どうし
が客の取り合いをしてしまうためで、これは暗黙のルー
ルといえよう。
キャバ嬢もたいていは歩合で給料を得ているのだから、
常連客をどれだけ抱えているかがお金を稼ぐポイントと
なる。
枝が育って幹となり、その客がまた枝をたくさん連れて
くるようになれば、給料アップも間違いなし、というわ
けだ。
ちなみに、幹客と枝客が一人のキャバ嬢をめぐって修羅
場を見せることもあるとか。
キャバ嬢にとってはありがたいことかもしれないが、ど
れだけ長い間、客を自分に繋ぎとめておくことができる
かどうかが彼女たちの腕の見せ所といえよう。