海外へ渡航するときに必ず携帯しなければならないのが
「パスポート」である。
普通、わたしたちが手にすることができるのは、紺か赤
の色をしたパスポートがほとんどだが(紺色のパスポー
トは有効期限が5年のもので、主に未成年のもの。赤色
は有効期限が10年のもので、こちらの方が一般的)実
はそれ以外にも緑色と茶色のものがある。
では、緑色と茶色のパスポートは、誰のためのパスポー
トなのだろうか?
実は、緑色のパスポートは「公用旅券」に区分されるも
ので、国会議員や公的機関の職員などが国の仕事のため
に海外を訪れる際に使用される。
パスポートの表紙には「OFFICAL PASSPORT」と書かれて
いる。
一方、茶色のパスポートは「外交旅券」に区分されるも
ので、皇族や首相が公務として海外を訪れる際に使用さ
れる。
パスポートの表紙には「DIPLOMATIC PASSPORT」と書か
れている。
外交旅券が発行される人には「外務公務員」が含まれて
いることから、特命全権大使や特派大使、政府代表など
の肩書を持つ人のパスポートも茶色ということになる。
薄い茶色のパスポートもあるが、こちらは海外でパスポ
ートを更新したりするときに発行される「緊急旅券」に
区分されるものとなっている。
ちなみに、諸外国の発行するパスポートにおいても紺色
と赤色のものが多く、アメリカやカナダ、オーストラリ
アなどの一般的なパスポートは紺色、ヨーロッパ諸国の
一般的なものは赤色となっている。
なお、主権が曖昧である国や開発途上国が発行するパス
ポートは緑色であることが少なくないそうだ。