「イノシシ年?それ間違いよ。中国では、イノシシ年じゃなくて
ブタ年。干支をつくったのは中国なんだから、それが正しいでし
ょ」
ブタ年。干支をつくったのは中国なんだから、それが正しいでし
ょ」
ある中国人女性が、真顔でそんなことをいった。まさか冗談だろ
うと思っていたら、「2019年は、じつはブタ年」という話に
は、まったくウソはなかった。中国で生まれた十二支では、「亥
・猪」は猪ではなくブタを意味するのだ。
干支の概念が中国から伝来したとき、日本には養豚が根付いてお
らず、もっぱら野生の猪を狩って食べていた。そんなことから、
野生の「猪」が「猪(ブタ)」と混同されるようになったわけだ。
西遊記に登場する猪八戒は、ブタなのに、なぜ「“猪”八戒」な
のだろうと思っていた人は、たった今、その疑問を解いたことに
なる。
ちなみに、干支の本場・中国では、ブタは金運の象徴とされてい
る。「なんだ、ブタなのか」とガッカリしてしまった亥年の人は
それで気を取り直してほしい。