「ナイキ」といえば、世界中の少年が憧れるスポーツシューズの
ブランドである。
ブランドである。
この超有名ブランドを生み出したスポーツメーカー、ナイキの前
身であるBRS社、実は、1960年代にアシックス(神戸を本
社とする日本のスポーツメーカー)のアメリカ販売店の一つでし
かなかった。
それが、わずか40年で約1兆5000億円の売り上げを誇る、
世界一のスポーツ用品メーカーに急成長したのだ。
この大躍進の秘密は、どこにあるのだろうか?
そこで思い出すのが、あのマイケル・ジョーダンである。
ナイキは、「バスケットの神様」の名を欲しいままにしていた頃
のジョーダン(NBAのシカゴ・ブルズ所属)をキャラクターに
起用して、バスケットボールシューズを売り出した。
これが、店頭に並ぶと同時に一気に売り切れ、世界中のスポーツ
青少年から、“お宝”としてあがめられるブランドになった。
だが、それだけのことならば、「秘密」というには値しない。
ナイキ創業者のフィル・ナイトは、マイケル・ジョーダンの起用
で需要を喚起し、その一方で商品の供給を抑える戦略をとった。
そのことによって消費者に飢餓感を抱かせた結果、ナイキブラン
ドに“お宝”的な価値をほどこすことに成功したのだ。