●投手がボールの交換を求めるわけは? | ぐーすけとりきのブログ

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1試合に数回、投手が主審にボール交換を要求する場面が見られ
る。

この行為に、特に不思議をおぼえる野球ファンはいないはずだ。

誰もが、「泥で汚れたり縫い目が擦り切れたりして、変化球が
投げづらくなっているためだろう」と思っている。

そのとおりなのだが、実は、野球の硬球には、汚れや縫い目の
劣化どころではないトンデモナイ支障がきたされることがある
のだ。

それは、ボールの変形である。

野球の硬球の表面は牛革で覆われ、中にはコルクの芯にきつく
巻かれた毛糸が入っている。

この頑丈なボールも、時速150キロのスピードで進み、時速
100キロ振られるバットとぶつかり合うのだから、無事です
んでいることのほうが不思議というものだ。

ウルトラスーパースローの映像を見ると、ボールがバットに当
たった瞬間、硬いボールの直径が5分の1ほどへこんでいるこ
とがわかる。

このへこみが元に戻る力がバットのしなりとあいまって遠くへ
飛ぶ打球を生み出すのだが、その衝撃がよほど激しいと、へこ
んだ部分がそのままになってしまうわけだ。

この変形ボールには、思わぬ変化球が生まれる可能性があると
いう。

だからといって、変形ボールをそのまま使う投手はほとんどい
ない。

ボールに勝手に変化されてしまっては、投球を組み立てること
ができなくなるからだ。