・<SANYO>三洋電機(株)の成り立ち~3つの海を越える | ぐーすけとりきのブログ

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大英帝国は7つの海を支配したが、「三洋電機」は
三つの海を越えようとした。

7つと3つでは、ちょっと控え目のようだが、そんな
ことはない。

3つの海とは、太平洋、大西洋、インド洋のことで、
「3つの海を越える」とは、まさに「世界のすべて
の国を相手にする」ことになる。

「三洋」にはそういう意味が込められていた。

しかし、社名こそ気宇壮大だが、昭和22年の創業時
の社員は20人、作っていたのは自転車用の発電ラン
プだった。

この社名を考えたのは、創業者の井植歳男(いうえと
しお)だった。

井植は松下電器産業の創業者・松下幸之助の義理の弟
で、かつて同社の専務だった。

戦後のGHQによる財閥解体政策のために、少数の部
下を連れて松下電器(大阪市門真市)を離れ、守口市
で個人経営の「三洋電機製作所」を興したのが同社の
創業になる。

敗戦を経験した井植がこの名に込めたのは、

「将来、世界はひとつになると思う。

努力して社会に貢献したものは、世界からも迎えられる
ようになる。

世界を相手に仕事をしよう」

との思いである。

創業から3年目には発電ランプのトップメーカーになり、
その2年後にプラスチックラジオを発売して家電分野に
進出。

翌28年には噴流式洗濯機を発表して、日本の家電ブー
ムのきっかけをもたらした。

井植が創業時に描いた「世界はひとつ」という理想は、
その後の同社の海外展開にはっきりと表れている。

現在、同社の海外法人は164社、海外社員は8万人に
達し、全売上高に占める海外売上高は50%超という。

まさに3つの海を越えて、真のグローバル企業と呼ぶに
ふさわしい形態に成長している。

同社の製品開発力も瞠目すべきもので、最近では排気の
ない掃除機、洗剤不要の洗濯機、ターンテーブルなしの
電子レンジ、液晶に代わる次世代の自発光装置のデバイ
ス開発など、世界の先端を走っている。

サンヨーといえば、プロ野球のオールスターゲームが
有名だったが、かつては推定2億円近くに及んだ地上
波テレビ中継の放映権料が、近年は下落の一途をた
どっており、2006年には冠スポンサーを降り撤退。

以来、長期契約を希望する企業がなかなか現れず、
こうした要因から既に収益が頭打ちとなっている
側面がある。

その後、2008年以降は長らくマツダが冠スポンサー
を務めたが2016年をもって撤退、2017年からはマイ
ナビが新たに冠スポンサーとなった。