・「新聞の~」ユーロ危機でババを引くギリシャ・スペイン | ぐーすけとりきのブログ

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2010年に発生した小国ギリシャの財政危機をきっかけに
して、いわゆるユーロ危機が起こった。

これによってユーロ圏はもとより、EUが経済危機に見舞わ
れただけでなく、米国、中国、日本も含む世界経済に大きな
打撃を与えた。

ユーロではギリシャと同様に巨額の赤字財政に喘いでいたス
ペイン、アイルランド、ポルトガル、イタリアなどの財政危
機も表面化し、現在に至るまでこのユーロ危機が世界経済を
ゆさぶっている。

ユーロ危機対策としてEUやIMF(国際通貨基金)は巨額
の資金をユーロ圏に入れてきたし、また、ユーロ圏で財政危
機に陥った国に対して資金を投入するためにFSM(欧州安
全メカニズム)もスタートさせた。

しかし、どれも弥縫策(びほうさく)であって、イギリスも
EU離脱の方向でかたまり、ユーロの崩壊は止められない。

ギリシャには富裕層があって、海運王と呼ばれたオナシスの
ようなとんでもない大金持ちがいた。

しかし、今、ギリシャでもそんな大金持ちは皆、海外逃避し
ているのだ。

スイスをはじめいろいろな国の国籍を買って資産を海外に逃
がしている。

だから、今やギリシャの富裕層のほとんどの資産はギリシャ
の銀行にはない。

日本のように周りに海があるわけでもないし、国境に壁があ
るわけでもないので、すぐに隣の国に行ける。

外国籍の親族がいれば、外国の安全な銀行の口座を借りてク
レジットカードをつくれるし、そのクレジットカードはどこ
でも使えるのだ。

お金持ちがお金をもって出て行ったから、ギリシャにはなお
さらお金がないわけだ。

これら、大金持ちや富裕層らには国境は関係ない。

ヨーロッパの上層にはモナーキーという王族社会がある。

その下には王族社会にぶら下がる貴族社会があり、更に下
にはエスタブリッシュメントと呼ばれる金持ち階級がいて、
もっと下には地元から離れられない労働者階級がいるという
わけだ。

王族や貴族、金持ち階級は国境を越えて活動できるが、国と
いる枠に縛られているのは労働者階級だけなのだ。

王族、貴族、金持ちの子弟だったらスイスの寄宿学校に入る
のが当たり前になっている。(北の金王朝もおんなじ)

その寄宿学校には横のコミュニティがあるので、王族、貴族、
金持ちは皆つながって人脈ができる。

だから、ある国の王様とスイスの寄宿学校で同級生だった人
間が「ウチの国はヤバイから国籍が欲しい」と頼むと、王様
は「わかった。国籍をあげよう」ということで簡単に国籍が
取れてしまう。

王族で付け加えると、フランスなどは王様を殺してしまった
ため、今はモナーキーがない。

それがフランスのコンプレックスになっていて、ことさらに
対外的にはフランス革命を美化しているわけで、そうしない
とフランスのアイデンティティは保てない。

フランス革命が起きたために大衆は大混乱に陥った。

フランス革命を褒め上げるのは大間違いであって、あれこそ
一部の商人が起こしたブルジョワ革命だ。けっして市民革命
ではない。

ギリシャ、スペインに対して巨額の資金投入することになっ
たのだが、スウェーデンは「銀行融資をするから担保を出せ」
といっている。

また、ドイツに至ってはスペインに「提供した資金は銀行の
整理統合以外には使ってはならない」と明確に主張している。

それに、ヨーロッパの金融機関は1000兆円の対外資産を
持っているといっても、それは金融機関が現金で持っている
資産ではない。

銀行のお金は他人のお金なので預金者から預かっているお金
を運営しているに過ぎない。

だから、預金者が取り付け騒ぎをすると銀行は潰れる。

国はデフォルトできないというのが基本だから、国は銀行に
負債を押し付けている。

といって、銀行がデフォルトすると国が困るので、ユーロで
は銀行がデフォルトしないように国が銀行を支援している。

銀行からお金が抜けると預金者の取り付け騒ぎが起こって銀
行は潰れるし、銀行が潰れると預金者の被害は更に大きくな
る。

これは言い換えると、取り付け騒ぎで預金者が「お金を返せ」
と押し寄せてきたとき、現金がないために資金ショートを起
こして倒産するというのが銀行の倒産の仕組みだ。

だから、銀行にとってバブル崩壊よりも何よりも怖いのは取
り付け騒ぎなのであって、取り付け騒ぎがあると、たとえ1
000兆円の資産を持っていたとしても、10万円の現金が
払えなくて倒産するという仕組みになっている。

ユーロがもう持たないとなると、最初に逃げ出すのが資本だ。

資本逃避が始まったら、うかうかすると逃げ遅れてしまう。

銀行を信用した人は逃げ遅れる。

国家を信用した人も逃げ遅れる。

ユーロを発行しているECB(欧州中央銀行)やドイツの銀
行を信用した人も逃げ遅れる。

つまり、信用の世界では信用した人が損を被ることになるわ
けで、それを『信用収縮』というのだとか。

『信用収縮』の中でECBが金融機関を支えようとすると担保
が必要だが、ECBの担保は何かと言えば、ドイツのメリケル
首相の“顔”で効くらしい。

顔でも立派に担保になるのだ。

ドイツが何とかしてくれるだろうと皆が思っている限り、それ
が信用となり、担保になるというわけだ。

国別統計や金額表示の統計などで議論することもまだ大事だけ
れど、そんな議論ばかりだと経済はだんだん萎んでしまう。

国ではない地域や、GDPではない経済活動や心理学的な信用
や通貨の根本を理解せよということだ。

国別統計、中央銀行の勘定などで金融の理屈をつくっていくと、
それはただのマクロ経済学になってしまう。

2009年12月には、著者は「ケインズ経済学はもう終わる」
と思ったという。

それはアメリカの経済学者サミュエルソンが死んだからだ。

それで「サミュエルソンの弟子たちは言論の自由を取り戻し、
ケインズ以来の理論経済学、数量経済学、マクロ経済学が全部
消えてしまう」と書いたそうな。

ところが、日本では消えるはずの人が消えない、定年に至るま
で教授として頑張っている。

その教え子が日経新聞にいて、「先生、今こそユーロについて
何か書いてください」と頼むので、教授はユーロの動向につい
て新聞に論文を書くのだが、ヨーロッパに行った日本のメディ
アの特派員だって2~3年住んだだけではヨーロッパのことは
わからないのに、ましてやヨーロッパに住んでいない教授には
EUについてのリテラシーの下地が全くないから論文の内容は
平板だし隔靴掻痒(かっかそうよう)で何の役にも立たない。

読者も戸惑うばかりだ。


ヨーロッパにおいては産業革命以来の近代化は終わったといえ
よう。

かつての産業革命のようにもはやヨーロッパでは新しいものが
作れないということだ。

それは製造業ばかりか、非製造業でも同様だ。

彼らにできることは、たとえばIOC(国際オリンピック委員
会)をつくってしっかりと日本からお金を巻き上げるといった
イベント主催業といったものになるという。

IOCのように国際という名前がついているものはだいたいヨ
ーロッパの王族や貴族が握っている。

インターナショナル・オーガナイゼーション・フォー・スタン
ダーダイゼーションという長ったらしい企画団体もそうだ。

略称はISOでJAS(日本農林規格)のようなものだ。

このような面では王族や貴族を持っている国家はとても強くて
それをビジネスの中核部分にしている。

ヨーロッパのRoHSも同じで、これはロハスとか立地規制と
言われ、その基準を満たさないとヨーロッパに輸出できない。

この規制の審査団体も上層部は完全に王族や貴族の人間でRo
HSを商売にしているのだ。

それを真似しているのがアメリカだ。

ボクシングの世界一を決める機関が2つあった。さらにまた2
つの機関ができている。

だから、今、同じ階級に世界チャンピオンが4人もいるのだ。

日本もそれに軽い階級をつくってくれと頼んだところ、日本人
のために1番下にモスキート級というクラスができた。(モス
キートやと“蚊”やで)上納金も取られただろう。

彼らはライセンスビジネスが得意だから認定とか、評価とか
絡むと「ああユーロか」ということになっている。


日本では勲何等とかの勲章があったが、等級をつけたら差別に
なるからって等級をやめてしまった。

しかし、著者は侯爵・公爵・伯爵・子爵・男爵などの爵位を
復活させれば良いという。

爵位を復活させて、それに応じた責任を負わせればいいという
のだ。

また、高齢者でお金を持っている人たちはたくさんいるので
日本政府がそういう人たちに爵位を売って税収にしたらよい。

でも、いくら爵位や勲章はお金をかけないでもできるといって
北朝鮮みたいに、ところかまわずに与えれば、値打ちも下がっ
てしまうかもしれないが…。