F-2戦闘機は、日本の航空自衛隊がアメリカ製(日
本でライセンス生産)のF-15戦闘機とともに運用
している対艦・対地攻撃を主任務とする国産戦闘機だ。
戦後初の国産超音速戦闘機であったF-1(2006
年に全期退役)の後継機であり、2000年から運用が
開始されている。
調達(生産)はすでに終了しており、試作機4機を含む
98機が生産されたが、2011年の東日本大震災で
宮城県松島基地の18機が津波により被害を受けた。
アメリカ製のF-16ファイティング・ファルコン戦闘
機の設計を元に大型化し改設計した日米共同開発のF-2
だが、日本独自開発の技術も多数導入されている。
F-2は、従来の航空機用構造金属材よりも高強度で
軽量の炭素繊維強化複合材による一体成型翼(純国産
技術)や、操縦性に優れた国産のデジタルFBW、量産機
では世界初搭載となった他目標に対応可能なアクティブ・
フェイズド・アレイ・レーダーといった最先端技術を
満載している。
また8トン以上という外部兵装搭載力を持ち、対艦
ミサイルを最大4発搭載可能(これは世界でもトップ
クラス)といった任務対応力や長大な航続力、高い
対空戦闘能力への評価は高い。
格闘戦では最新のステルス戦闘機を除けば世界各国の
戦闘機に負けない能力を持っているとされる。
F-2戦闘機の非公式な愛称は「ヴァイパー・ゼロ」。
ヴァイパー(毒蛇)はF-2の元になったF-16の
非公式の愛称で、ゼロは部隊配備が始まった2000年
にちなむ。
「平成の零戦」と呼ばれることもある。
ハイテク機にありがちな高い製造コストは最大の弱点で、
1機125億円前後と、欧米の同種の機体を購入する場合
に比べて3割以上割高な点から、F-2の調達数は削減さ
れることになった。