◇5 「了解」の意味の「ラジャー!」は何語? | ぐーすけとりきのブログ

ぐーすけとりきのブログ

ブログの説明を入力します。

 戦争映画などで「了解」を意味する「ラジャー」という言葉を
よく聞くが、なぜ「OK」や「all right」ではいけないのか?


 無線通信が実用され始めた当初、通信の感度は今とは比較にな
らないほど低かった。とりわけ戦場では聞き間違いが命取りになる。
そこで、伝えたい文字が冒頭についた単語をいうことで正確な
伝達をする工夫がなされた。


 日本では「イロハのイ」などが知られているが、英語圏では
「標準単語=phonetic alpabet」を使う。「A」を伝える時には
「Alfa」、「B」なら「Bravo」などが一般的な標準単語である。


 軍隊の通信士は「了解」というときに「received and underst
ood(受け取って了解しました)」という。この一分の冒頭にある
のは「R」だ。そして「R」を示すアメリカ海軍の標準単語は人名
の「Roger」。これが「ラジャー」=「了解」の起源なのだ。


 「了解」を示すものとしては「アイアイサー」という海軍専門
の用語も有名だ。「アイ」は「aye」と書く。これは主に議会など
で使われる「yes」の古語。上官に対する丁寧な言葉であることと
同時に、海上での聞き取りやすさのために「yes」に代わって使わ
れているのだとか。