初詣で御札をもらうとしても、できれば美人から受け取りたい…
あの右端の子がいいな。その気持ちはわからなくはないが、美人
からもらったとしても、ご利益が倍増するわけではない。まして
その巫女さんは神社の職員ではなく、新年の多忙を見越して採用
されたバイトのフリーターかもしれないのだから。
ほかにも、秋の例大祭とか七五三などのイベントのときにバイト
の巫女が採用される上に、日常的な社務所勤務の長期バイトも
あるようだ。
こんな彼女たちの仕事といえば、六曜によって忙しさが異なる
のが特徴。大安はなんといっても結婚式で、ほかにも祈祷の人たち
が多く訪れ、三三九度の手伝いをする上に、控え室でのお茶出し
や後片付けなど雑用に追われる。
逆に仏滅の日は暇。御札を貰いに来る人さえいない時は、社務所
で店番(?)をしながら「幣」(しで)を折るしかすることがない。
幣というのは地鎮祭などのお祓いに使う竹についたひらひらの紙の
のことで、けっこう消耗品であるらしい。巫女の格好で折り紙を
しているだけで、時給1000円は堅いこのバイト。しかし、ラク
なようでいて気を使うことも多い。
例えば御札にしても、交通安全、合格祈願、安産お守り、病気
平癒など種類は多く、その違いを覚えておかなければ、合格祈願
の学生さんに安産のお守りを渡したりしかねないのだ。とはいえ
慣れてしまえば機械的にこなせてしまうマニュアル化した仕事も
多いようで、ほとんどをバイトでまかなう神社もある。
ホテル内にしつらえられた神殿での結婚式では、神主さんは、
さずがに契約した神社から招くようだが、登場する巫女さんは
バイトのことが多い。こちらは採用基準も曖昧で、ガングロで
なければ多少の日焼けはOK、ショートカットのヘアでもいいとか、
いったんバイトで入り込めば、年齢もかなり高くなるまで続け
られるとか。