日本の自衛隊は軍隊ではないから、隊員は兵隊ではない。あくま
で自衛隊の隊員あるいは防衛省の職員である。ならば、日本人は
絶対に兵隊になれないかというと、そんなことはない。
世界にはあちこちで局地的な戦闘が行われていたり、紛争を
かかえる国がたくさんあり、そんな国のなかには外人部隊を持って
いるところがあるのだ。志願してそんな部隊に入れば、立派な
兵隊だ。
格闘技を身につけて、バトルのおもしろさに目覚めたとか、単に
兵器や戦車に興味があったからとか、理由は個人でさまざまだが、
日本に飽き足らなくなって飛び出し、そんな部隊に身を投じた
日本人青年が実際に存在するのだ。
フランス外人部隊を例にとれば、入隊できるのは17~40歳で
契約は5年。入隊した途端に財布、パスポート、航空券などが没収
され退路は絶たれるというから、覚悟も決まるのだろう。
戦いのないときの待遇は、決していいとは言えない。生活の面倒
は見てくれるといっても、給料は日本円で10万円足らず。ただし
戦地に赴けばその5~6倍の給料にはなるようだ。年数を経れば
長い有給休暇がもらえたりするようだが、パスポートなしでは
帰国はできない。
公認の娼婦の館があるとか、無料の飲み屋でストレス解消ができ
るといった軍隊ならではの特典があるといっても、いったん戦争と
なれば命がどうなるかはわからないし、独身者は死亡通知を送って
ももらえないのが現実。
いまの日本がなまぬるい、緊張感が欲しいと外人部隊に飛び込ん
だとしても5年後に自分が生きているという保証はない。無事に
5年の任期を終えるとフランス国籍がもらえるという特典があるら
しいから、なにがなんでもフランスへという人がいれば別の話だが。
今、現在、ヨーロッパからイスラム国の戦闘部隊になる若者が
出てきている。アオリビデオをみて、かっけえと思うようだが
実際、部隊の隊員になれば、やらされることといったら、自爆テロ
かゴミ拾いくらいなもので、「こんなはずじゃなかった」と思う
人もいるらしい。銃をもった経験がない人に一から教えるとなると
割が悪いので素人でもできる役割をやらされるようだ。