北京オリンピックのメインスタジアム、通称「鳥の巣」。
あの入り組んだ鉄骨をどうやって掃除するんだろう、とググって
みたところ、でるわでるわ、掃除どころではないらしい
北京のオリンピック競技会場はほとんど使われておらず、
「いまや廃墟と化している」とネット上で話題になっているのだ。
北京五輪会場の惨状を白日の下にさらしたのは、ロイター通信社
のカメラマン、ディビッド・グレー氏。鉄柵によって取り囲まれ
て、ほとんど使用されていないまま壁が崩れ落ちているバレーボ
ール会場の体育館や、草ぼうぼうで、いまや野良犬の遊び場にな
ってしまった野球会場、水がまったく乾いたままで放置されてい
るカヤック会場、もはや塀すら取り壊されたままで残骸をさらして
いるカヌー競技場などの現状が明らかになったのだ。
とくに、奇抜な設計で話題になったメインスタジアムの「鳥の
巣」競技場や競泳会場の「水立方」は五輪後ほとんど使われてお
らず、全くの廃墟となり、五輪会場周辺はまさにゴーストタウン
と化してしまったかと見間違うばかりだ。
グレー氏が撮影した写真と記事は米誌「アトランティック(AtlAn
tic)」に掲載され、同誌の記事に続いて、米紙「ニューヨーク・
タイムズ」も北京五輪会場の現状をレポートした。
それによると、「鳥の巣」競技場は建設に4億7100万ドル(約337
億円)がかかっており、この費用を払い終わるまで30年かかる上、
9万1000席ある鳥の巣の昨年の維持費は100万ドル(約8000万円)
だったと報じた。
通常ならば、五輪会場は1964年の東京五輪のメイン会場だった国
立運動会場のように再利用されるのだが、この鳥の巣は五輪後、
香港の映画俳優のジャッキー・チェンがコンサートを開いたり、
サッカーの国際試合やオペラなどを開催したものの、結局数える
ほどしか利用されていないと同紙は伝えている。
それでも、維持・管理されているのはまだましで、野球場やバレ
ー、カヤック、カヌーの競技会場はまったく手入れされておらず
、荒れ放題のままだ。
これらの五輪施設は、建設計画段階でも五輪後の再利用について
はまったく考慮しなかったことから、オリンピックが終わってし
まったいま、だれにも見向きもされない遺物となってしまったと
いえそうだ。
NEWSポストセブンより抜粋させていただきました