世界最大のタンカー日精丸は48万4000トンというように、
船の大きさは「トン」と表すのが普通だ。
これを1000キログラムを1トンとする、重量単位の「トン」
と混同している人がいるが、これは船の容積を表したもので、別
の単位である。
さて、この「トン」の起源だが、15世紀のイギリスにさかのぼ
る。
当時イギリスでは、船の大きさによって税金をかけるために、
その船に何個の酒樽を積み込めるかではかっていた。この樽は
容積252ガロン、酒を満たしたときの重量2240ポンドと
いわれる。
空の酒樽をたたいたときの音から、樽のことを「トン」と称した
ので、500樽を500トン、800樽を800トンといったのだ。
イギリスは、さすがに海洋国であって船や航海に関する言葉は
イギリスに由来するものが多いが、これもその一つだ。