▼10 なぜ、みんなで決めると危険なのか? | ぐーすけとりきのブログ

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 A社は、超ワンマン型の社長がひとりで経営方針を決定する
独裁型。B社は、重役会議で慎重に議論して経営方針を決定する
民主型である。


 では、どちらの会社の方が、海外進出など、より積極的な
事業展開を進めるか?


 ちょと考えると、いかにも独裁型の会社という気がするが、
アメリカの心理学者ストーナーらが実験によって明らかにした
ところによると、正解は民主型の会社である。


 理由は3つある。


 ひとつは、集団で討議すると、議論が単純化され、一見して
威勢のいい意見、過激な意見が通ってしまうこと。


 二番目は、集団の中でリーダーシップのある人は、往々にして
リスキーな意見のの持ち主に多く、参加者がその意見に引きずられ
るということ。


 そして、最後は、集団で議論すると「責任の拡散」が起こる
ということである。


 こうした現象は「リスキーシフト」と呼ばれているが、戦前の
日本も、軍部や内閣がこうした討議をするうちに泥沼の戦争に
はまっていった。「みんなで話し合う」ことには、つねに
こうした危険が潜んでいる。