◎東野圭吾「天空の蜂」書評 | ぐーすけとりきのブログ

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 「天空の蜂」読んでみた。
 最初はトロトロいろんな場所で物語が進んでいき
それが、長い物語がだんだん短くなり、やがて終局へ収束していく。
「500ページの小説なんて今の俺の読書力で読めるんかよ」
と思ったが、最後にかけて、勢いよく猛ダッシュして
読み終えた。


 大雑把に、話の流れをかいつまんで言えば、
お披露目航空されるはずの巨大ヘリコプターが、何者かに
無線操縦されて敦賀原発の上空にホバリングし、
「要求に応じなければ、爆弾を積んだヘリを、原発に落とす」
と日本国政府に要請するものである。
要求とは、日本国にある全部の原発を破壊すること、である。


 誤解を恐れずに言えば、この小説は20年前のものであり、
小説の新装版が出たのも、映画化されたのも、福島原発事故
の起きたゆえんである。そうでなければ、陽の目をみることは
なかったのではないか。と、感じた。


 それにしても、である。いまでも色あせないなにかを、
この小説は持っている。コンピュター関連の場面は、さすがに
歳月を感じるさせるが、Windows95が出た頃だから
仕方ない。携帯も限られた人々が使うものだった、法律も
改訂されている。


 犯人は、確信犯か、愉快犯か?
 ヘリに取り残された少年の救助がどうなるか
 そして原発は、本当に必要なものなのか。

じっくりと考えてみてください