ビールは作りたてがうまい。しかし、ビールの瓶や缶に表示
されているのは「○○年8月下旬製造」といった、いささか
アバウトな製造期限だけで、賞味期限は表示されていない。
これは、なぜか?
もっともな疑問だが、これにはビールならではの理由がある。
ビールの味は、ホップと麦芽の微妙なバランスで作り上げ
られていて、時間の経過とともに、ゆっくり変化していく。
ところがこの変化のスピードが、ビールを保管する環境で
大きく変わってしまうのだ。
冷暗所で温度が低ければ、ビールの味は半年位ほとんど変わら
ないが、日のあたる場所に置くと、わずか2日で「日光臭」と
よばれるいやな臭いがついてしまう。
つまり、ビールの賞味期限は2日とも半年ともいえ、どれだけ
もつかは、買った人の手に委ねられている。だからメーカー側
は一律に賞味期限を表示できないのである。
ビールが腐ることはまずないが、美味しく飲みたいのなら、
冷蔵庫に保管して6ヶ月以内に飲むこと。それ以上たったビール
は料理用に使うべし。