サザエはその貝殻にツノ(突起)を持っている。そのツノはだい
たい二列で希に一列ものや三列のものもある。
ただし、すべてのサザエにツノがあるわけではないツノのない
サザエは「ツノナシ」「丸腰」などと呼ばれている。
なぜツノがあったり、なかったりするのか。
生まれたばかりのサザエにはまだツノはなく、生長とともにツ
ノが生じるが、同じ種類のサザエでも育つ環境にって生じないこ
とがある。
サザエは北海道南部から九州まで広い範囲に分布しており、波
の荒い場所にすんでいるサザエにはツノができ、波の穏やかな場所
にすんでいるサザエはツノができない。
波の荒いところだと海水に流されかねない。そこで波に流され
ないように体をささえるためにツノを出すのである。サザエのツノ
は攻撃のためのものではなく、波から身を守るためのものなのだ。