UWFというプロレスから格闘技に移行する運動体の過程を、菊地氏は
いきなりだったという印象があったという。助走は少なくとも彼には
見えなかったと…
「猪木はガチ、馬場の16文はアッポー(笑)という恒常的な雰囲気
の中から、異種格闘技戦を経て熟成されてきた、と追想する方がいら
したら、それは記憶の捏造ではないかと重います。当時のほとんどの
ファンには、「毎週金曜のワールドプロレスリングに無邪気に熱狂し
ていたら、バタバタと揉め事が起こり、雲行きが変になって、いきなり
意味不明な団体が出来た」というふうにしか見えなかった」
「完全に革命だと思いました「理念と現場の歴史が一致したプロパガ
ンダ」こそ革命に必需ですから。ワタシは当時20歳でしたが、いかなる
革命もついぞリアルタイムで見たことはなかった。ワタシの世代は<
革命的サブカルチャー>にやたらと遭遇し始めた世代ではないかと思い
ますが、仮面ライダーでもエヴァンゲリオンでもウィンドウズ95でもなく
ワタシにとってはUWFです。男子たるもの人生に一度は革命や革命家
に燃えるものでしょう。」