明治45年7月、東京・有楽町に数寄屋橋タクシー自動車
(株)が設立。6台の車で東京市内を走ったのが、タクシー
営業のはじめである。
当時のタクシーには料金メーターはついていなかった。
タクシーに料金メーター制を最初に導入したのは大阪で
昭和9年のことである。
ではなぜメーター制にしたのか?
大正13年、大阪市内で「円タク」が始まった。円タクと
いうのは、距離に関係なく市内を一円均一で走るとい
うもの。
昭和9年当時も、「円タク料金」であったが、業者間で
競争が激しくなり、運転席の横に助手を乗せて客引き
したり、他車の助手とジャンケンをして客を奪い合う
といったことにまでなったいた。
また過当競争の結果、無茶な運転をし、客とのトラブル
や事故が絶えなかった。
その解決策として生まれたのがメーター制である。
これによって交通事故は減ったが、客引きの必要
がなくなったため助手が失業した。
なお東京でメーター制を導入したのは昭和13年の
ことである。