イギリスの国旗は「ユニオン・ジャック」とよばれる。
ユニオンとは「連合」や「合併」という意味。
ジャックとは、人の名前ではなく、舟に掲げて
国籍を示す「船首旗」のことだ。この二つを
つなげて国旗の名前になるのは、英国という
国の成り立ちが関係している。
イギリスは、グレート・ブリテン島にあった
複数の国が合併して、出来上がった国。
あのデザインは、その過程を表しているのだ。
英国旗の青地に白と赤の「米」のようなストライプ
が入ったデザインは、かつてのイングランド、
スコットランド、アイルランドの旗を組み合わせたもの
イングランドは白地に赤十字、スコットランドは青地
に白の×十字、アイルランドは白地に赤の×十字
で、これらを合わせると、現在の英国旗にに
なるのだ。
また、それぞれの旗が生まれた時代は、
まだ国旗という概念がなく、船に掲げる旗が
その国を象徴していた。
国旗なのに「ジャック(船首旗)」と呼ばれて
いるのはその名残で、いかにもかつて7つの
海を制した海洋国家らしい呼び名だ。