一卵性双生児は、ひとつの受精卵が2つに
分かれて生まれ、DNA構造は同じである。
しかし、指紋は似ていても同じものではない。
DNAが同じなのに、指紋が同じものにならない
のは、指紋が環境の影響を受けるからだ。
たとえば、育つ環境によって、汗のかき方
が違うと、汗腺の構造に違いが生じ、指紋の
形にも影響を及ぼす。
ほかにも、さまざまな環境要因が影響して
まったく同じ指紋にはならないのだ。
ちなみに、ここでいう「まったく同じ」とは、
指紋によって本人を識別できるかどうか。
最近、指紋を鍵のかわりに使う認証システム
の開発が盛んだが、その研究過程で双子の
指紋を調べたところ、機械はそれぞれ別々の
人間と識別したのだ。
どんなに顔かたちがそっくりな双子でも、
指紋を使って相手に成り代わることはできない。